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ライトノベルとスターがあれば押したに関するhatikadukiのブックマーク (3)

  • 『オウガにズームUP!(2)』読了 - 積読を重ねる日々

    『オウガにズームUP!(2)』(穂史賀雅也/MF文庫J)読了。 ライトノベルとしての普遍性をもちつつ、作者らしいキャラクターの機微を楽しめる作品で、存外完成度は高い。一般向けに作りすぎではないか、と捉えるのは原理的過ぎるというものだろう。これはこれで素晴らしいものだ。 ユージのククルに対する感情の潔癖さは、まさしく少年らしくて好ましい。個人的には愛情も親愛も友情も同根のものではないかと思うし、好きという感情をいちいち自分の中で区分けする必要はないと思うのだが、それをいろいろ考えてしまうのも若さなんだろうなあ(なんて書くと自分がものすごく歳を取った気がする…)。自分の中で規定したことに束縛されて、勝手に苛立っているユージにはすごく共感する。人間、何に一番囚われるといえば、自分にこそ囚われてしまうのだよな。自分の価値観、判断、偏見、そう言ったものに対する束縛こそ、もっとも恐れるべきなのだ。自分

    『オウガにズームUP!(2)』読了 - 積読を重ねる日々
  • 『耳刈りネルリ御入学万歳万歳万々歳』読了 - 積読を重ねる日々

    『耳刈りネルリ御入学万歳万歳万々歳』(石川博品/ファミ通文庫)読了。 表紙を見てもあらすじを読んでも冒頭を読んでも内容がさっぱり分からなくて強烈にそそられた作品だったのだが、まったくその期待に違わぬ出来だった。 冒頭から物語をさっぱり説明する気がない上に、異常に読みにくい地の文や気が狂ったとしか思えない展開が最高。なんかもーわくわくしちゃう。 そのすさまじい読みにくさの原因が分かった時の嬉しさと言ったらたまらんものだった。基的にこれ地の文で嘘をついているんだ。正確には、主人公の内面が地の文で描いている場合はすべて嘘。一応、真実だと確定してもいいのは、客観的事実を語っているところと「」で括られた、つまり会話文のみ。道理で主人公がなにを考えているのか分からないと思ったよ。だってコイツ、常にパンチラのことを考えているんだぜ!パンチラのことばかり考えているのに、なぜか行動はジェントルかつクールで

    『耳刈りネルリ御入学万歳万歳万々歳』読了 - 積読を重ねる日々
  • ぼくらの図書館戦争 2 - matakimika@hatenadiary.jp

    図書館戦争終わった。おもしろか…った、ので、感想をまとめておく。 これまでの経緯。 ぼくらの図書館戦争 http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080428#p2 「図書館戦争」がおもしろがれないよ問題 http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20080505#p2 ノイタミナ枠ということもあって、男オタが大満足する方向性で作られてもそれはそれで当惑するだけなんだよ、だからあれはあれでいいのだ、というふうに中盤のエピソードは納得の出来でもあったわけだけど、最終話後半になってようやっと腑に落ちたんだよこのアニメの正しい見方が。初期状況に違和感を持ったとき原作読者のひとが言ってたような「単なるラブコメなんだよ」言説、あれはネタバレしないヒントの出し方としてすげーうまかったと今なら思える。あの情勢で適切なのはカウンター言説だったから。ただ「

    ぼくらの図書館戦争 2 - matakimika@hatenadiary.jp
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