いろいろあって遅くなりましたが、予告通り(2)では、「ぴりかと天野という二大変人を、マイナークラブハウスの住人達はどのようにして受容するか」について考えてみたいと思います。あ、ほんと面白いので是非読んで下さい。 前回マイナークラブハウスレビュー(1) 「子供の砦」としての、マイナークラブハウス 以下格納します。畠山ぴりかと天野晴一郎 (1)では「マイナークラブハウス」を児童文学の文法で解釈して、あげく「現代の児童文学が敵とすべきは無理解な大人じゃなくて大多数の児童なのか?」という児童文学の定義を揺るがしかねないことを考えたりしたのですが、今回は「キャラクター小説」としてこの作品を扱っていこうと考えた結果、どういうわけか「キャラクターの限界と相互理解の限界」というよくわからんサブタイトルになりました。 作品をお読みになった方にとっては異存なきことかと思いますが、この「マイナークラブハウス」で