【ベルリン=宮下日出男】アフリカ中部コンゴのカバンゲ保健相は24日、同国内でエボラ出血熱の感染による死者2人を確認したことを明らかにした。西アフリカで大流行しているエボラ・ウイルスとは種類が異なるとしており、別の流行が並行して始まっている可能性がある。 現地からの報道では、感染者が確認されたのは同国北西部。保健相は感染による死者は医療従事者5人を含む計13人に上るとみられると説明した。また、これとは別に発症した11人を隔離し、接触者80人についても調査しているとした。 保健相は、検出されたウイルスは「西アフリカでの流行とは無関係」と述べ、西アフリカで流行中のものとは別の種類との認識を示した。コンゴでは1976年にエボラ熱の集団感染が初めて確認され、その後も数回流行しており、保健相は「経験が封じ込めに寄与するだろう」と強調した。 世界保健機関(WHO)は21日、コンゴでの死者は出血性胃腸炎の