東アジアサッカー連盟会長を務める日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)が、8日に開幕するE―1選手権(旧東アジア杯)の賞金を北朝鮮に支払わないことを明言した。 7日に都内で行われた東アジア連盟設立15周年記念シンポジウムで取材に対応。北朝鮮が核開発やミサイル発射により国連の安全保障理事会から制裁を受けていることを考慮し「東アジア連盟として、今の国際情勢、国連決議などを踏まえて北朝鮮に賞金を支払わないことを決めています。(北朝鮮協会に)そう伝えています」と語った。日本開催のEー1選手権には男女ともに日本、韓国、中国、北朝鮮が出場。賞金は男子優勝の25万ドル(約2800万円)が最高額で男女の全順位に設定されている。 一方で、田嶋会長は東アジア情勢が緊迫する中で予定通りに大会が開催される意義を強調。「世界各国が驚いている。アジアはパレスチナの問題、サウジアラビア、カタール、イランの問題などで大会