「シンプル」がブームになってずいぶん経ちますが、世間にあふれる「シンプル」にはどこか違和感がありました。とはいえ、シンプルという言葉にはやはり目がいきます。 一時期のように熱心にチェックすることはありませんが、今でもときどき「シンプル」をうたった本や雑誌を手にとることがあります。 たいていの場合、とくに目新しいこともないので、こういうのが一番時間の無駄だとは思うのですが。 しかしつい最近手にとった雑誌の中に、非常にしっくりくる言葉を見つけました。 (こういうことがあるから完全にやめることができないのです) 冒険家・八幡暁氏の言葉 「あなたにとって”シンプル”とは?」という質問に対する冒険家・八幡暁氏の回答。 手足の先にある実感。 わたしが生活をシンプルにしたいのは、「面倒なことはやりたくないから」ではなくて、「手に追える範囲のことをちゃんとやりたいから」でした。 面倒になるほどの雑務がある