不況の中でホームレスの人たちが増えている。北九州市小倉北区の自立支援センター北九州(定員50人)は受け入れが追いつかず、入所するのに4か月待ちの状態。センターを運営する同市のNPO法人・北九州ホームレス支援機構は、新たな自立支援施設を設置することを決めた。福岡市でもホームレスは増加し、今年度、同様の施設を初めて設置する。 北九州市によると、市内のホームレスは2008年9月に最少の約150人になったがその後増加に転じ、今年5月には220人を超えた。同機構によると、入所希望者のほとんどは元日雇い労働者で、「派遣切りなどで職を失った人が日雇い労働者になり、仕事がなくなってホームレスになるケースは少なくない」としている。 センターは、市が04年9月に設置し、同機構が運営。入所者は寝泊まりしながら就労に向けて資格取得のための講座を受けている。 同機構が4月30日に入所者を募ったところ、3人の枠に41