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ブックマーク / ameblo.jp/hiromiyasuhara (15)

  • 『人は住むためにいかに闘ってきたか。』

    ハローワークのワンストップサービス、そして住宅支援について濱口先生 のところでも言及されていて、そうですよねーと思っておったところなのですが、棚片付けてたら、探していたが出てきたのですーー。うれしいー。たまには棚整理してみるもんだ。 人は住むためにいかに闘ってきたか―欧米住宅物語/早川 和男 厳密にいうと、上で貼っているは新装版なので、出てきたのは、旧版(新潮選書)なのですが、これは、新装版にした版元えらい!名著です。70年代から日の「住宅福祉の貧困」をずーっと言ってらっしゃる第一人者の先生と言ってもよいのではないでしょうか。若いときに読んで感動したです。以前紹介した平山洋介先生の「住宅政策のどこが問題か 」でも触れられていた日住宅政策における大きな事件、75年の福岡県の老人がおこした単身者入所に関しての裁判なのですが、その証言にも立たれた方。もともとはこのは「欧米住宅

    kiku72
    kiku72 2009/10/25
    そうなんだよ~。安い市営住宅ほど、住民が居座る>日本の団地政策がよろしくないのは、世代を固定して入れてしまったことです。そりゃあ同じ世代だけがどーんといたら、数十年後にいっきに「限界集落」と化します。
  • 『児童虐待はなぜ減ったか。』

    児童ポルノの単純所持が国会でコントみたいになっているようですね。 ついこの間、たまたま浅利慶太著の「時の光の中で」(劇団四季主宰者の戦後史)読んでいたんですが、ミュージカル「ウエストサイド物語」の日招致のために、外貨枠が必要で、当時NHKと朝日しかなかったんたんで、どうしよう・・というところを興味深く読ませていただきました(読んだあとで検索したら、小沢一郎も同じ感想を書いてた)。田中角栄さんがおもしろい。角栄さんの采配で公演できたわけなんですけど。 http://www.shiki.gr.jp/hikari/ 「ウエストサイド物語」って、よーく考えてみなくても、不良の内部抗争の話なわけで、サブカルですし、反対もあるわけですよ、あんな不良の物語に~~良識派キリッ!みたいな。今現在は、みょーな保守化した親父達も当時は戦ったわけで、私が今の自民党がいかんなーと思うのは、そういう部分の現実的な自

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    kiku72 2009/06/28
  • 『『おひとりさまの老後』を読みました。』

    ベストセラー上野千鶴子先生の『おひとりさまの老後』を「ダーウィン展」の帰りの電車で読みました。 アマゾンのレビューもざーっと読んでみたんだけど、「強者の論理で書かれている、むかつく」ってかんじの評が目立つような気がします。そういう部分もあるとは思うんだけど、なんか最初に思ったのは、ぜんぜん『おひとりさま』の老後じゃないんですよね、男や家族のかわりに友達やペットですが大事ですって話ですから。結局、男や家族の“かわり”なら、かわりじゃなくてもいいじゃんって思われるじゃないかなあと思いました。それに彼女はポストモダニストなんだよね。じゃあ等価値なんじゃないのかね?というのが第一印象でしょうか。 ネット上で、おたくの皆さんが、クリスマスにアニメの抱き枕をこたつに並べてパーティやりましたーというのを自嘲気味にあげて「痛い痛すぎる~」とみんなでわいわい騒いでますが、確かにあれは「ひとり」じゃないとでき

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    kiku72 2008/04/06
    なんつーか、敵に回したくない女だな……
  • 『赤木さんと話したいみたいね。』

    今の「論座」の浜井浩一先生の論文がおもしろかったので紹介しようと思っていたのですが、その前に鈴木謙介の論考(?)が違った意味でおもしろかったので紹介しようと思います。腰が引けてる割には駄々っ子みたいな文章だなあと思ったので。 まとめると「社会の変化で若者の意識が変わっている。それを「保守化」傾向といってみよう。韓国も小泉を礼賛する若者がいて、おんなじかんじ。赤木さんみたいに“とにかく雇用を創出してくれる政策”と言い返す様。“ポスト”の世代は景気がいいので、赤木さんのような世代の不遇感は行き場を失ってしまう・・と」 ・・で最終的にはこうまとめます。 ----------- いかに現代の若者が置かれた雇用環境、日社会に広がる貧困が厳しいものであるかについて調査し、明らかにすることは重要である。が、それでは「間に合わない」人々が現にいるのだ。離職動向の調査ともなれば、最低でも3年はかかる。新し

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    kiku72 2008/02/21
    鈴木謙介dis
  • 『■ジョブカフェ 日給12万円■小林美希さんのスクープが国会質問に!』

    以前ブログで紹介した小林美希さんのジョブカフェのスクープ が国会質問に! http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/consider.php 2007年12月25日 厚生労働委員会の だいだい36分くらいからです。お忙しい方のために、文字起こししました(重なってたり、つっかえてる部分とかはまとめてます)が、実際の雰囲気は観ていただいたほうがわかるかと。 「お笑いみのもんた劇場」さまがYouTubeとニコニコにアップしてくれたそうです。 あれ?終わらないと思ったら、おまけ映像がーwwwwwwwwwwww 最後まで御視聴あれ。 http://montagekijyo.blogspot.com/2007/12/12.html ■櫻井充(民主党) ジョブカフェの問題だけ、1点質問しておきたいと思います。これは週刊誌の記事なのですが、あらためて確認させ

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    kiku72 2007/12/26
  • 『デブ追放!ヤセ追放!』

    メディア上では「の崩壊」がHOTな我が日でございまして、メタボ基準値については今号の「東洋経済」でも喧喧諤諤の議論がされております。健康増進法において「健康」はいまや国民の「責務」になっております。さらに医療制度改正で、2008年4月に40~74歳の人は特定健康診断および特定保健指導が義務化。生活習慣病の予防、減少がその目的です。検査結果で問題があれば、「特定保健指導」を必ず受けなければならないというわけ。 基的に健診を国がやってくれることに関しては私は反対ではありません。ただ専門家の指摘を呼んでいると、検診内容がかなり問題ありのように思います。ひとことでいうと「厳しい」。日人ってそんな太ってないんだけどね。ほとんどの日国民が“病気”となってしまうというデータも出されています。 そもそも「健康を増進」ってなかなかどうして難しいと思うんですけど。“いやー昨日より今日は元気になったよ

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    kiku72 2007/11/06
  • 『家と貧困』

    前回の続きです。 『児童虐待のポリティクス』上野加代子編著のなかの山野良一さんの論考でおもしろかったのは、「住宅と虐待の関係」にもアジェンダ設定をしているところです。 ---------- (虐待家族)の東京都や川崎市の調査では、単に集合住宅が多いことしか判明しないが、「子総研調査」では、ほとんどの家庭が、賃貸住宅であり、持ち家率(15.2%)が極端に低いことが分かる。 平成12年の国勢調査では全世帯の持ち家率は61.1%となっており、虐待問題を抱える家族の持ち家率がいかに低いかが分かるだろう。なおちなみに全国の母子世帯の持ち家率も20.6%でしかない(平成15年度母子世帯調査)。 虐待問題があるとされる家庭を訪問して分かるのだが、住居環境のひどさが目立つ。部屋数で見ると、2間や3間以下の家庭がほとんどであり、子どもが自分の部屋を持っているケースは少数だ。多子家庭も相変わらず多く、子どもに

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    kiku72 2007/07/15
  • 『彼らは本当に苦労しているのだ。』

    先日、フジの深夜番組でFNSドキュメンタリー受賞作の番組をやっていました。これ非常に良い番組でした。この番組のディレクターである高橋龍平さんは29才。若いディレクターさんで、彼が語り部となって話がすすみます。この高橋さんのマスコミ人らしくないズカズカと踏み込まない慎重な姿勢がネカフェ難民の「諦念」さを見事に映しきっていて、でもその高橋さんと「もやい」の湯浅さんが結果的には取材対象者であった彼に「25条」をお題目からではなく気づかせていく経緯はほんと見ごたえがありました。あと、突然解雇通告を受け、生活に困窮した女性が会社に「解雇は不当である」(大意)とのFAXを「どきどきします」といいながら送り、まわりから少ないけどパチパチと拍手がおきたときなんて私もいっしょに拍手してましたよ(笑) しかし湯浅さんてハードでかっこいいなー。これゴールデンで放送すればいいのに。変わると思うよ、世論。 http

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    kiku72 2007/06/27
  • 『ワーキング・プアから抜け出せないシングル・マザーたち』

    中央公論に「ワーキング・プアから抜け出せないシングル・マザーたち」橘由歩さんというノンフィクション・ライターの方が書かれた論考が掲載されてます。これいいなあー。 論考の「起」は、昨今バッシングされてきた「若い母親」の子殺し事件事件の背景を追いながら、そこから、シングルマザーの置かれている現状について、考察を深める。シングルマザー世帯の生活実態の数値分析、世帯所得分析、国際比較、当事者のインタビュー&ルポ、専門家のコメント、文献調査と、非常に多角的で、なおかつわかりやすくそして刺激的(ほめすぎ?)。読んだ方で、もしかしたら詰め込みすぎっていう感想をお持ちの方もいるかと思いますが、・・・・まあ、もっとページ割けばよかったのに。手間かかっていらっしゃると思いますし、プロのお仕事かと。 抜粋してご紹介させていただきます。ライターさんの写真をみるときっと同じ年くらいの女性かなあー。雨宮処凛さんとい

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    kiku72 2007/04/20
  • 女子リベ 安原宏美--編集者のブログ

    前回エントリー の続報です。 ----------------------- 東京都児童福祉審議会の面積基準緩和(3.3㎡→2.5㎡)の動きに対して、保育園を考える親の会で、ご意見募集フォームを作りました。16日に東京都に持参する予定です。(中間まとめ)お時間のあるときに、書き込んでいただければ幸いです。 この動きは全国に波及しかねない問題ですので、東京都在住の方に限らず、是非、ご協力下さい。よろしくお願いいたします。 http://www.aa.cyberhome.ne.jp/~aki-f/tokyomenseki.html 弁護士・社会福祉士 寺町東子(てらまち とうこ) ----------------------- http://www.shakyo.or.jp/research/2009_pdf/gaiyou.pdf 以上リンク先にのっている調査ですが、ここで触れられている「

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    kiku72 2007/02/08
  • 『いやな予感が・・。』

    朝日の斎藤孝さんの記事です。タイトルは「ミクシィ疲れ」 http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000150701150001 いやな予感が・・。 「学生たちの飲み会が年々減ってきた気がする。かつては、飲んで夜通し語り合い、歌を歌うというのが当たり前であった。だれかのアパートに泊まり込む慣習も薄れてきた。マージャンと同じ軌跡をたどって、飲み会や泊まり込みも廃れていくのであろうか。学生たちによれば、あまり深く入り込み合う関係は好まれていないそうだ。深入り厳禁という感じだ。略) お金がない(もったいない)んじゃないだろうか。私も大勢の飲み会とか夜通し接待とか好きじゃないもん。仕事の話だと、グダグダした話になるし。しかし前回のエントリーと同様、なんかおじさんはマージャンとか「夜通しほにゃらら」とか好きだなあ。ま、なつかしがってるだけだろうね。 体

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    kiku72 2007/01/22
  • 『2006年の私的衝撃本!』

    コンビニでパラパラをダ・ヴィンチを立ち読みしていたら、呉智英さんが山譲司さんの『累犯障害者』と『獄窓記』を連載「マンガ狂につける薬」で紹介していたので買ってみた。 『累犯障害者』は以前エントリーで紹介させてもらいましたが、 昨年読んだ犯罪関連分野の中で(私が関わったではなくて)、「知らなくてすいませんでした!」「衝撃的!」「目からウロコ!」「いっき」に読んだを5つあげろといわれれば以下の5つです。端的にいって(不謹慎な言い方をあえてすれば)「すごーいおもしろかった」です。 そののなかで特に忘れられない記述をあわせて5つあげろと言われれば以下をあげます。 1 『刑務所の風景―社会を見つめる刑務所モノグラフ 』 浜井浩一著 受刑者面接風景 (『犯罪不安社会 誰もが「不審者」? 』の第4章にも一部出てきますが) 2 『累犯障害者 』山譲司著 デフファミリー 3 『獄窓記 』山譲司

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    kiku72 2007/01/15
  • 『六本木、子どもを守る』

    エントリーで「外国人犯罪」について書いたらアクセス数すごいですね。 「体感治安悪化」の根拠となっているのは「少年犯罪凶悪化、急増化」があるのは、拙ブログを読んでいただいている方はそうだろうなと思っているかと思うのですが、前回、「外国人犯罪の凶悪化と急増化」と同じくの文脈と背景があるよーと書いたら、「いや少年犯罪はわかるが、外国人犯罪はちがーう」(大意)というコメントを1名の方からいただきました。 ふーむ。そうですか?・・・でも、やっぱり似てると思うんだけどね。経済状況、マスコミの言説の作り方とか含めてね。 参考になる記事がないかしら・・。さらに応援いただいている(?)ごく少数の読者の方から外国人犯罪について書くとネトウヨがくるよ、安原さん気をつけてねーとメールいただきました。そうなんですか・・きっとひやひやしながらごらんになっているごく少数の方のためにも、ちょっとおもしろい記事を見つけまし

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    kiku72 2007/01/06
  • 『明けましておめでとうございます。』

    明けましておめでとうございます。 まずは後藤和智さま、TBと書評ありがとうございます。とても嬉しい1年の締めになりました。 http://kgotoworks.cocolog-nifty.com/youthjournalism/2006/12/post_e7e2.html ネット等で今までいただいている「犯罪不安社会」の書評と異なり、後藤さんらしいと思うのは芹沢さんの2章に注目いただいているところです。 「書の最大の核は、芹沢氏による第2章だ。書では、「宮崎勤事件」以降の少年や若年による凶悪犯罪の語られ方が検証される。「宮崎勤事件」の頃、そして「酒鬼薔薇聖斗事件」に際しても初期は、凶悪犯罪に対して、加害者に対して「共感」を覚えるような言説、事件に対して「興味」を持っているという言説、そして犯罪に対して「時代の病理」を「読み解く」ような言説が展開された。ところが、そのような言説は、まず平

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    kiku72 2007/01/01
  • 『少年犯罪には先進国中一番厳しい日本』

    今日は調べものがあって国会図書館に行っていた。おもしろいデータを手に入れたのでご紹介しようと思う。龍谷大学、浜井浩一教授の論文にある調査である(※)。 日の「犯罪増加」の根拠は認知件数をもとにしているから間違うのだ。つまり認知件数はどういう犯罪を受理するかという警察の方針によって変わるからである。 浜井教授は国際的な犯罪被害調査をもとに論を展開する。調査は略して「ICVS」という。標準化された統計手法に基づいた、現在もっとも信頼性が高い調査である。 2000年に行なわれた調査において、日の被害率は「住居侵入、未遂」においては先進12か国中下から二番め。脅迫のみを省く暴力犯罪では一番低い。唯一の例外が自転車盗で各国中トップという結果である。 さらに、「被害が重大なもの」として受け取られたかどうかの調査では日は上位。 そして、「この罪にはどんな罰が適当か」という「量刑意識」については日

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    kiku72 2006/02/25
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