両社が発表した提携スキームは、2011年6月を目標に、NEC・レノボ・ジャパングループを発足し、レノボが51%、NECが49%を出資する合弁会社Lenovo NEC Holdings B.V.を設立。この合弁会社の傘下には、NECの100%子会社であるNECパーソナルプロダクツからパソコン事業を分離して新たに設立するNECパーソナルコンピュータ株式会社と、日本国内でレノボのPC事業を行うレノボ・ジャパン株式会社が収められる。 それぞれの会社は独立した形で、国内PC事業を推進することになるのが基本姿勢だ。 この1ヵ月の間、業界関係者を取材すると、決まってこの話題が出てくる。 そして、その話題の終着点は、果たして、NECは国内でPC事業を独立した形で続けることができるのか、という点である。 NECのPC事業をレノボに100%譲渡することはない? 合弁の記者会見でNECの遠藤信博社長は、「今回の