番組は長年続ける中で本来の目的からズレてしまうことがある。 世帯占有率こそ高かったが視聴率が過去ワースト2だった今回の『紅白』でも、そんな課題が幾つか見えた。 大晦日恒例の国民的番組だ。 若者獲得などの対症療法に走ったために、今回の評価はイマイチだった。全歌手のテレビにおける集客力データから、次の『紅白』を模索してみた。 流出率ワーストは前半に集中今の『紅白』は、前半後半で4時間近くに及ぶ。 ところがグラフでわかるように、前半に流出率の悪い組が集中し、後半に好成績が多く並ぶ。 流出率とは視聴者が番組途中で、チャンネルを替えたりテレビを消したりした人の割合だ。インテージ社が関東130万台以上のCTV(インターネット接続テレビ)で算出している。 そもそも前半の視聴率は一般的に右肩上りとなる。 『紅白』が始まると、人々がテレビの前に次々と集まって来るからだ。それでも流出率のワースト10は最初の1
年末の紅白を見て、長年言われるがまま受信料を支払い続け、NHKを支えてきたお年寄りへの思いやりがみじんも感じられず、悲しくなった。 視聴率は最低だった昨年から微増し、ワースト2位。このご時世に35.3%(第2部)を記録し、1.0ポイントとはいえ昨年よりも上がったことで、NHKは今回の紅白を成功と見なす危険性がある。そうさせないために、ダメ出しをしておきたい。 最も問題なのは、審査員の黒柳徹子(89)と、加山雄三(85)の雑な扱いだ。4組が歌い終わったところで注目ポイントを聞かれた徹子。なかなか声が聞こえないと思ったらペンライトとマイクを間違えてしゃべっていたようで、これに気づいたお隣の羽生結弦がマイクを渡して事なきを得た。
早稲田大学第一文学部卒。種々の経歴を重ね現在はライター、ミュージシャン。 ツイッターアカウントはこちら→@Jina_610 メールアドレスは、geetara610@gmail.com 井の中の宴 武藤弘樹 世の中は多種多様だ。ライフスタイルが多様化する中で、誰もがみな「井の中」に入っているのかもしれない。外から見れば井の中の宴は奇天烈に見えるかもしれないが、井の中の宴は楽しくもある。そっとのぞいて見てみよう。 バックナンバー一覧 全体的に若い世代への訴求が目立った昨年末の紅白歌合戦。視聴率は過去と比べて伸び悩んでいるものの、それでも大晦日は「紅白」を見るという家も多いだろう。氷河期世代の筆者から見た今回の歌合戦は――。(フリーライター 武藤弘樹) 2022年の紅白歌合戦 取り残された感のある氷河期世代 日本の年末といえば、紅白歌合戦である。多くのお茶の間で、年越し直前の夜を彩る日本の風物詩
「レコード大賞」への強烈な違和感…「なぜこの曲が優秀作品賞に?」疑問続出の背景 そろそろ、変えるべきタイミングなのか 開催64回を誇る日本音楽賞の先駆け 30日17時30分から今年の『第64回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)が放送される。 1959年にはじまった日本音楽賞の先駆けであり、「柔」美空ひばり、「また逢う日まで」尾崎紀世彦、「喝采」ちあきなおみ、「勝手にしやがれ」沢田研二、「UFO」ピンク・レディー、「ルビーの指輪」寺尾聰、「DESIRE」中森明菜、「寂しい熱帯魚」Wink、「おどるポンポコリン」B.B.クイーンズ、「愛は勝つ」KAN、「君がいるだけで」米米CLUB、「CAN YOU CELEBRATE?」安室奈美恵、「TSUNAMI」サザンオールスターズ……その年を代表する楽曲とアーティストが受賞してきた。 しかし、いつからか受賞者が発表されたときから「レコード大賞」「最
いつも紅白歌合戦は急いている 紅白歌合戦は、いつ見ても時間がなさそうだ。 2022年の紅白は、特にそう見えた。 お笑い芸人がずいぶんたくさん画面に出ているなとはおもったが、ほとんど喋らせてもらえない。 芸人に喋らせて予定を少しでも超えたら、目も当てられないからだろう。 それぐらいかっちりスケジュールが組まれているようで、想像するだけで大変そうである。想像しないほうがいい。 大泉洋を抑える役割を果たした橋本環奈 でも、大泉洋を抑えるのに今年は橋本環奈を起用していて、その登用のみごとさにしばし感心していた。 運動部の真面目なマネージャーか、クラスのメガネ副委員長のようで、はしゃごうとする大泉君をテキパキ仕切っていて、頼もしかった。 橋本環奈はああいう役割がすごく合う。 歌手は歌唱後は喋らせてもらえない 歌い終わったら、間髪を入れず「ありがとうございました」と入ってすぐに次に移るのが橋本環奈、櫻
11月末に、2日間にわたって大阪・京セラドームで開催された韓国エンタメ企業主催の音楽賞「MAMA」には、日本のK-POPファンが大勢訪れた(写真:「2022 MAMA AWARDS」 (c) CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved) 日本の年末の音楽的風物詩の1つといえば、「輝く!日本レコード大賞」だろう。かつてに比べれば話題になることも少なくなってきたが、今でも最優秀新人賞や大賞が発表された後にはツイッターでトレンドに入るほどには盛り上がる。が、毎年数々の新人が誕生し、多くのヒット曲が出ている国にしては「音楽賞が少なすぎる」とは思わないだろうか。 対してその数、盛り上がりで日本を凌駕するのがお隣の国、韓国の音楽賞である。今年は10月に開催された「ザ・ファクト・ミュージック・アワード(TMA)」や11月末に大阪で開催された「MAMA」、「メロン・ミュージッ
歌手の長渕剛(66)が再び熱い〝日本愛〟を訴えた。自身のYouTubeチャンネルで7日、高松市で先月24日に行われたツアーの動画を公開し、「これ以上、外国人に土地を売らないでほしい」とファンにメッセージを送った。北海道のライブでも同じように訴える動画が話題となったが、再び大きな反響を呼んでいる。 新たに公開された動画は、開催中のツアー「Concert Tour 2022 REBORN―Tsuyoshi Nagabuchi with THE BAND」のうち、高松市のレクザムホールで開催されたライブのリポート。 日の丸を手に大勢の観客が集まるなか、長渕はMCで「今日はたくさんの国旗が左右に揺れた。本当にきれいです。だからね、これ以上、外国人に売らないでほしい」と強く訴えると、声援が飛び、手を高く掲げて拍手を送り、涙を拭うファンの姿も。
サブスクの是非が議論を呼んでいます。 先日シンガー・ソングライターの川本真琴さんの発言「サブスクというシステムを考えた人は地獄に堕ちてほしい」が大きく報道されましたが、他にもサカナクション山口一郎さんやスピッツ草野マサムネさんが過去にサブスクの深刻な裏側を語っています。 (画像:時事通信フォト) ■サカナ山口一郎「サブスクでの収入はほぼ無い」 2020年にTOKYO FMのラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』内のコーナー『サカナLOCKS!』で語られたのはサカナクション山口一郎さんによるサブスクの「収入はほぼ無い」というお話し。 山口さんは「サブスクでの収入はほぼ無いですね。サブスクでちょっと今月楽だなー、って思ったことは正直ないです」と語り始め、サブスクサービスによってパーセンテージが違うこと、原盤権を所有しているか否か契約などで細かく取り分が違うことを説明しました。 インディー
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<大江が見たK-POPアーティストの実像と、そもそも海外市場を視野に入れてこなかったJ-POP、BTSとピコ太郎の成功が意味するもの> 最近、アメリカ人の友人の娘さん(12歳)がBTSに夢中。「かっこいい」と目を輝かせる。今やK-POPは「世界で売れる音楽」だ。 思えばジャニーズをテキストにK-POPは始まった。日本への憧憬から2000年代に日本市場に進出したK-POPは、次は欧米に標準を合わせる。K-POPはマーケットでてっぺんを取るためにつくられ、BTSはその最も成功した例だ。 K-POP界の人は生き残りを懸けて戦うというか、自国を背負う感覚で音楽をやっている。デビュー時には既にダンスも歌もクオリティーが高く、顔のお直しも完了している。 一方の日本は、宝塚に代表されるようにファンと一緒に成長する過程を楽しむ独特のスタイルだ。少しぐらい「へたうま」のほうがファンには応援しがいがある。 K
菅田将暉の発言が話題を呼んでいます。スポーツ報知(1月15日配信)のインタビューで、日韓のエンタメ事情に言及。欧米でもヒット作を連発する韓国との差を、「ちゃんと僕らは悔しがらなきゃいけないんだと思います」と率直に語ったのです。 これに多くのネットユーザーが共感。“まともに演技もできず歌も下手な人たちでもタレントになれる”とか、“同じような人たちばかりが出るキャスティングの問題”など、日本のエンタメが抱える問題を指摘するコメントが相次ぎました。 確かに、韓国エンタメの勢いはすさまじい。2020年のアカデミー賞で4冠に輝いた『パラサイト 半地下の家族』や、Netflixで世界的大ヒットしている『イカゲーム』は、社会現象になりました。 音楽では、何と言ってもBTSです。ビルボードHot100で3曲もナンバー1を獲得する快挙を達成。彼らの成功を受け、日本のアイドルグループが、韓国の育成システムを真
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