2010年11月12日 手を上げて電子出版を担当 ――その経緯4 どうやって著者の方に利益を確保してもらうか Tweet ここのところ続けている、電子出版編集ネタを。 昨日は電子書籍のトピックスを追ったが、今日は私の実作業のことなど。 さて、私は自ら手を上げて電子出版を試行することにしたわけだが、手掛けるのは電子雑誌ではなく電子書籍だ。 電子雑誌は「現状では」成り立つのがほぼ不可能な案件なので(このあたりの考察は以前のエントリーを読んでください)、近寄ると社内政治のスケープゴートにされる危険性がある。役員からキツく命令されない限り、関わりたくない(笑)。 電子書籍を発行すると決意して、まず著者のことを考えた。「この現状で、どうやって著者の方に利益を確保していただくか」という点だ。 紙の書籍の場合、1冊出して著者に入る印税は、もちろんピンキリだが、出版社が赤字を引っ被る最低部数の初版発行のみ
『ブックビジネス2.0』が発売されましたね! ブックビジネス2.0 - ウェブ時代の新しい本の生態系 作者: 岡本真,仲俣暁生,津田大介,橋本大也,長尾真,野口祐子,渡辺智暁,金正勲出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2010/07/16メディア: 単行本購入: 21人 クリック: 562回この商品を含むブログ (53件) を見る 自分も遅ればせながら本日、購入してきました(まだ読んでいません(汗))。 この本に限らず何かと電子書籍・電子図書館が話題になることが最近多いですが、今月の三田図書館・情報学会の月例会も角川書店の新名さん、『出版流通合理化構想の検証』等の著書でも知られる湯浅先生のお二人を招いての、電子書籍関連のテーマについての会でした。 演題:再編される出版コンテンツ市場と図書館の役割 概要: 新しい電子書籍リーダーの発売が多くの関心を集めています。また,文芸書の新刊が電子
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