トニー・パーソンズには何冊かの著作がある。Nothing Being Everythingというのが最新の本で、ヨーロッパでのミーティングの対話集になっている。 その本の抜粋が、彼のウェブサイトに掲載されている(Book Extracts)。トニーの許可をもらったため、数回に分けて翻訳してみたい。これは最初の部分。 === Q. 何かを探すことによって、まさにその探求のせいで分からなくなっている、という話が昨日ありました。正確な言葉は違うかもしれませんが。本当にこれは現象の見事なゲームだし、ある意味では注意が逸らされるゲームですよね。このゲームによって、あらゆるものがいかに同じ源泉から現れているのか、ということに気づけます。 A. 同じ源泉、そうですね。その源泉のどれほど小さな部分も、他と同じであろうとはしません。もしくは、自分が同じ源泉の一部だとは考えていません。 Q. でも、こういうこ