仕事=Kaggle=趣味。脳医学、生物学など他分野の専門家と予測モデルを作り続ける、“コンペ漬け”の日々 ――2020年3月から在籍するNVIDIAでは、業務時間のほとんどをKaggleに費やしているそうですね。 小野寺:はい。9割超の時間はKaggleをやっています。完全に趣味が仕事になった感じですね。最初にNVIDIAに声をかけてもらった時は「えっ、遊んでいるだけでお金がもらえるの?」と驚きました。 ――小野寺さんが業務時間をKaggleに費やすことは、NVIDIAにとってはどんな意味があるのですか。 小野寺:Kaggleで得たデータサイエンスの知見などを、会社に還元しているんです。今は主に、「RAPIDS」(*1)というソフトウエアライブラリを充実させるのに貢献しています。 *1 NVIDIAがオープンソースで提供する、データ分析をGPUで高速に実行するためのライブラリ ◆インタビュ