JR東海のネット予約システム「エクスプレス(EX)予約」が導入から10年あまりで会員数約192万人となり、200万人の大台突破が目前となった。1日あたりの利用件数は約11万件に上り、単純計算で東京~大阪間の1日の輸送人員(約38万人)のうち、約3割が利用するサービスに成長。ICカードを使ってチケットレスで乗車できるEX予約のシステムは、将来のリニア中央新幹線にも応用が可能で、JR東海はサービス拡大と技術開発を進める方針だ。 平成13年9月のサービス開始から10年で、200万人規模のサービスとなった理由について、佐藤一哉エクスプレス推進部長は「サービス見直しを続け、需要を発掘した成果」と話す。 ネットで乗車券の購入や座席の指定ができるEX予約は、発車6分前まで予約・変更が可能。パソコンや携帯電話から予約でき、平成18年7月からはJR西日本の山陽新幹線区間でも利用できるサービスだ。 利用者拡大