例年の1割 水温上昇が原因か 県が絶滅危惧種に指定している淡水魚「トミヨ」など身近に生息する生きものを観察する催しが二十六日、志賀町末吉の鷺池(さぎいけ)であった。子どもから大人まで約六十人が参加。二時間近く池でトミヨを探したが、見つけられたのは体長約四センチの二匹にとどまった。 環境保全に取り組む「末吉トミヨ倶楽部」などが毎年この時期に、池の清掃をかねて開催。地下水が湧き上がっているという鷺池は、年間通して水温がほぼ一定といい、県内では数少ないトミヨの生息地として知られている。 この日は、たも網を手にした親子連れらがトミヨの捕獲に挑戦。ただ、なかなか捕まえられず「おらんなー」「ザリガニばっかや」といった声が漏れた。いつもなら二十匹ほどが捕まるというが、今年は例年の十分の一程度だった。
伊勢湾に生息するアサリやハマグリについて理解を深める講演会が二十五日、津市西丸之内の津リージョンプラザで開かれた。三重大大学院生物資源学研究科で、海洋の絶滅危惧種を研究する木村妙子教授(54)が登壇し、参加者三十人が耳を傾けた。 木村教授は近年、伊勢湾をはじめ、全国的に見られるアサリ不漁について「気候変動や外来種の食害が原因と考えられるが、特定できていない」と説明。天敵の一つに、外来生物の巻き貝「サキグロタマツメタ」を挙げ、「輸入アサリなどに交じって国内に入ってきた可能性がある」と話した。
平素より株式会社長野日報社のホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたび、弊社ホームページを2024年4月15日(月)にリニューアルいたしました。 より使いやすいホームページを目指して、デザインとページの構成を見直しました。 これからもコンテンツの拡充を図りつつ、お客様に有益な情報を発信してまいります。 今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
タツノオトシゴ養殖へ 新産業開発振興機構(静岡)が事業化、強壮剤など販路開拓支援 静岡商工会議所の外郭団体、新産業開発振興機構(理事長・大石剛静岡商議所副会頭)は22日、東海大海洋学部と共同研究している静岡市清水区三保の地下海水を利用したタツノオトシゴの陸上養殖を、不動産業者ショアース(東京都)に技術移転をして、事業化に乗り出すと発表した。漢方薬の原料となるタツノオトシゴ(海馬)の養殖システムの構築、販売を目指す。 水槽で泳ぐタツノオトシゴ(新産業開発振興機構提供) 同社が中島三和漁業協同組合(愛媛県)の協力で同県松山市怒和島で本格的な養殖に取り組む。将来的にベトナム、ミャンマーなど海外に向けて養殖システムを構築する。同機構は、強壮剤などタツノオトシゴを活用した商品の販路開拓を支援していく。 タツノオトシゴの養殖は2010年12月に駿河湾地域事業化プロジェクトの一環として、同大の秋山信彦教
多数のメディアにて報道があった通り 7月11日22時30分頃 豪雨の影響により 岐阜県瑞浪市大湫(おおくて)町にある 推定樹齢1300年の大杉が根元から倒れました。 町のシンボルだった神明神社の大杉。 倒木直後、私たちは一体何が起きたのか信じられませんでした。 現在、復興や今後については、公的機関や町民で対応策が協議されています。 本サイトは、大湫町若手有志が集い 緊急メッセージ発信と 神明大杉の写真収集のために作成しています。 ご協力をお願いいたします。 2020.7.12 19:00 大湫大杉を応援する若手有志の会一同 推定樹齢 1300 年の大杉を後世へ繋ぎたい。 クラウドファンディングを通じてご支援・応援いただいたみなさま、本当にありがとうございました。 今回の大杉復興プロジェクトに向けて、287人の方々から6,676,000円のご支援をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
羽咋市西北台小学校の児童が九日、同市の柴垣海岸で、希少昆虫イカリモンハンミョウの生息状況を調査した。「西北台生きものキッズレンジャー」と銘打った活動で、五年生十六人が身近な場所にいる珍しい生物について学んだ。(中川紘希) イカリモンハンミョウは、本州では同市北部から志賀町南部の海岸にのみ生息し、環境省レッドリストで絶滅の危機にひんする絶滅危惧I類に指定されている昆虫。 この日は学校で、代表児童二人が「イカリモンハンミョウがすみやすい環境になるように努力する」と、レンジャー隊員としての決意を表明。その後海岸に移り、県指定希少種保全推進委員の西屋馨(かおる)さんと架谷成美(はさたにしげよし)さんに教わりながら、虫捕り網を持って探した。
既に発見の種と同じ 国内では絶滅? 白山市の県ふれあい昆虫館の渡部晃平学芸員(33)は、正体不明とされてきた水生昆虫ゲンゴロウが既に発見されていた種と同じであることを解明した。国内では一九一六年に愛媛県で一匹が採集された後は見つかっておらず、絶滅した可能性もあるという。六月三十日出版の日本昆虫分類学会の学会誌に掲載された。(都沙羅) このゲンゴロウは和名「ヒメマルケシゲンゴロウ」と呼ばれ、体長は二・五ミリ前後。丸みを帯びた体で、羽の上翅(じょうし)の両端に縁取りがある。八十年以上前の研究者により「ヒドロヴァトゥス ヤポニクス」という学名が付けられていた。マルケシゲンゴロウと酷似していて、同種なのか別種なのか研究者の間で見解が分かれていた。 愛媛県出身でゲンゴロウを研究する渡部さんは「地元に帰るたびにヒメマルケシゲンゴロウを探したが、全く見つからなかかった」という。唯一の標本が所蔵されている
<いきものたちのりくつ 中田兼介> 日頃私たちが当然のように使っているゼロですが、実は古代インドで発見されたものです。ということはそれ以前の人間は、ゼロが数であるという考え方を持っていなかったことになります。そのためか、子どもが成長する際、1、2、3といった数は分かってもゼロを扱うのは苦手、という時期があるようです。このように人間にとっても少し難しいゼロですが、ミツバチはちゃんと数として扱えます。 1、2、3といった数は、具体的な物と結びついています。例えば、置いてあるリンゴが目に入れば、その刺激が脳に伝わり数の感覚を呼び起こします。一方ゼロは「何もない」ということで、数の感覚を刺激する物がないところで扱われます。つまりゼロという数は、1、2、3といった数とは少し性質が違うのです。この「何もない」という状態を、1より小さい数だ、としたのが人間によるゼロの発見です。 さてミツバチですが、すで
新型コロナウイルス感染拡大による遠洋マグロ漁への逆風を打開するため、業界団体が政府・与党に対して救済措置を求めている。関係者は「このままでは業界の存続すら危うい」と話し、消費者への長期的・安定的な供給が困難になると危機感を募らせる。 「浜の声がそのまま反映された文書だと理解いただきたい」 今月上旬、自民党本部。要望書を携えた日本かつお・まぐろ漁業協同組合の山下潤組合長が、党かつお・まぐろ漁業推進議員連盟会長の鈴木俊一党総務会長や事務局長の井林辰憲氏(衆院静岡2区)らに窮状を訴えた。 同組合によると、海外の寄港先で足止めされている漁船の事例以外に、操業中であっても入港時に許可されるのは各国とも燃料や水の積み込みのみに限られる。船員は上陸できないため「ストレス解消もままならない」(山下組合長)。空路が途絶え、日本からの交代人員や物資の輸送も困難という。 外国人船員の確保は受け入れ元の国の出入国
日本三大和牛の近江牛を肥育する滋賀県内の農家や卸業者が、新型コロナウイルスの影響を受け、窮地に立たされている。国内外の飲食店が休業し、需要が激減したためだ。枝肉の販売価格が出荷までのコストを大きく下回り、廃業を考える農家も出てきた。国や自治体は補助制度を設けるが、助成の条件は厳しく、農家らは「このままでは近江牛生産の存続は難しい」と危機感を募らせている。 近江八幡市と東近江市にまたがる大中の湖干拓地は、肉用牛約6千頭が肥育される一大産地。約480頭を飼育する近江八幡市の鈴木牧場では毎月、生後約2年半の5頭前後を出荷する。鈴木睦雄さん(65)は「例年、企業の歓送迎会などで飲食店からの需要が高まる春は、枝肉の価格が上がるが、今年は下がった。赤字が続き、経営が厳しい」と話す。 JAグリーン近江畜産事業部によると、近江牛1キロ当たりの取引価格は平均2600円前後。近年は外国人観光客が増え、飲食店の
鳥羽水族館(鳥羽市)は八日、学芸員が二〇一五、一九の両年に尾鷲市沖で発見した海洋生物のヨコエビが、共同研究で新種と判明したと発表した。九日から標本を一般公開する。 (北浜修) 同館は一三年から熊野灘で海の生き物の採集や調査をしている。森滝丈也学芸員(50)によると、尾鷲市沖の底引き網漁で、引き上げた沈木(ちんぼく)についているヨコエビを、一五年九月に三個体、一九年二月に六個体の計九個体を発見、採集した。水深は三三〇〜四〇〇メートルの所だった。
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