北海道選挙管理委員会は9日、道内179市町村に向けて発送した参院選の選挙公報(281万部)に2カ所の印刷ミスがあったと発表した。各世帯への配布を止めた上で、改めて全てを印刷し直して再発送する。道選管は「最終確認が行き届かなかった。申し訳ない」としている。 道選管によると、ミスがあったのは、いずれも比例区の公報。道選管が9日午前にホームページに掲載した公報を見た政党関係者からの指摘で道選管が点検したところ、ある政党でイラストが欠落し、別の政党で文中のひらがなの濁点が欠落していた。札幌市の製版業者が原稿から版を作る際にイラストを取り込むのを忘れ、濁点は汚れと間違えて削除したという。道選管は8日深夜に確認したがミスに気づかなかった。 9日午前に3カ所の工場で印刷を終え、トラックで全道に発送した。すでに札幌市白石区で70戸に配布しており、回収を進めているという。 選挙公報は、選挙区と比例区合