ナチスドイツによる強制収容所の「逸話」には、実際には現実にあったことと,かなりかけ離れていることもあったと知って以来、本書の感動はあっという間に消え失せてしまいました。 ある意味で、小さいうちから、大学教授だった父を持ったことで旧西ドイツで暮らしたことや、USSR(現ロシア共和国)など「社会主義国」といわれ、米国を筆頭とする現在まで続く「民主主義と資本主義」の国家と異なる国に、実際に生活したことは、過去の歴史を振り返ることにしても、ヨーロッパにおけるユダヤ人への見方にしても、住まなければわからない「根深い現実問題」があり、本書に書かれていたことすべてが「真実ではない」ことを知るきっかけになった点で大きい影響がありました。 その後、大きくなってから、ポーランドにも旅行しましたけれど。 最も有名なアウシュヴィッツを含め、ナチス収容所を見て回った時、ドイツを陥れるために収容所のいくつかに「修復作