電子書籍の大きな特徴として、多くの場合で電子書籍は厳密には「書籍を購入」することはできず、「書籍へアクセスするライセンスを購入」というような形になります。そのため、紙の書籍を購入した場合には本をそのまま保存することもコピーしたり人にあげたりすることも可能ですが、電子書籍はコピーガードが付いていたり、内容が更新・変更されたり、削除されて読めなくなったりするケースもあります。そのような「反所有主義」となった電子書籍市場の特徴や現在のあり方、今後の重要な展望についてまとめた論文を、ニューヨーク大学法科大学院のエンゲルベルクセンターが公開しています。 The Anti-Ownership Ebook Economy https://www.nyuengelberg.org/outputs/the-anti-ownership-ebook-economy/ (PDFファイル)The Anti-Own
先月20日に「NFT化された電子書籍」を紙書籍とセットで発売し話題となったハヤカワ新書。今回の取り組みに、SNSでは「電子書籍の本でも古本屋ができる可能性が出てきて楽しみ」「所有できる電子書籍は初めて見たかも」「NFTの使い方としても素晴らしいと思う」など、好意的な反響が見られた。このNFT電子書籍は、すでに市場に動きがあり、刊行から約2週間で定価以上の本の売買が成立しているケースもみられるという。幸先のいいスタートを切った印象を受けるが、当事者としてこの状況をどのように見つめているのか。早川書房と同サービスを提供する株式会社メディアドゥ両社に話を聞いた。 他社の出版社や編集者からはポジティブな反応 作家の9割以上が「やってみたい」 今回、早川書房の新レーベル「ハヤカワ新書」にてリリースしたNFT電子書籍付き新書は、新書の本編と同じ内容が収録された「NFT電子書籍」のほかに、書籍によっては
2022/5/27 変更 - 後述のアカウント統合後にamazon.comのアカウント削除によってkindle本が全部消えるのは仕様である旨、追記 2022/6/1 変更 - 「サポートの指示によってamazon.comのアカウントを消した」のではなく、「使用していないamazon.comのアカウントを閉鎖してもいいのか」という趣旨の質問を私がしたのに対して「そうですね」と回答されたということがわかったので、訂正。 編集前の記述には取り消し線を引いて、編集後の記述は強調表示しました。 NOTE: 上記変更点にもあるように、「サポートの指示によってamazon.comのアカウントを消した」という私の認識は誤っていたことがわかりました。これについてはamazon.co.jpのかたがたにメールで謝罪いたしました。 ここに書いたことは2022年4月21日現在の話です。 サマリ kindleの本が全
紙の書籍と電子書籍には決定的な違いがある。ITジャーナリストの三上洋さんは「紙の書籍は所有物だが、電子書籍には所有権はない。あくまでも『利用権の購入』なので、規約違反などでアカウントが停止されれば、すべての蔵書を一瞬で失うことになる」という――。 Kindleに保存した4000冊の本が突然読めなくなった 2021年8月下旬に「Kindleの4000冊の蔵書が吹っ飛んだ」という匿名の投稿が話題になりました。投稿者は、Amazonギフト券をほかから安く買って定期的に使用していたことから、Amazonアカウントが永久凍結され、結果としてKindleにあった約4000冊もの電子書籍が消失してしまったというのです。 匿名記事とは言え、実際にありえる話です。Amazonの規約には、不正利用やギフト券の不正使用などがあった場合、アカウントを停止すると書かれています。もしAmazonアカウントが停止されれ
【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます 現在、紙の出版物の売り上げは16年連続で減少し、書店の数も減り続けている。今後も縮小を続けることが予測され、厳しい状況が続く。そんな出版業界の中で、独創的な仕事ぶりで注目を浴びている「製本会社」がある。篠原紙工という、東京の下町にある従業員16人の小さな会社だ。 とはいえ、出版社や印刷会社と違って「製本会社」と聞いてすぐにイメージがわく人は少ないだろう。いったいどんな業務をする会社で、どの部分が注目されているのだろうか? 篠原紙工社長の篠原慶丞さんに話を伺った。 「紙に印刷して1枚のシートにするのが印刷会社。それを最終的な本の形に仕上げるのが製本会社です。まず、出版社から原稿やデータを印刷会社が受け取り、それを紙に印刷したものが製本会社に送られてきます。それを切って折って綴じて、カバーや帯をかけたりスリップ(短冊型の売り上げカー
日本の漫画を海外に普及させる方法は? 小禄卓也氏(以下、小禄):ここで一旦、用意していたトークは終わりにさせていただきまして、Q&Aに入りたいと思います。事前のお申し込みの際にいただいている質問と、今のセッション中にいただいている質問がありますので、そのへんをぶつけてみたいと思います。 まずお1人目、これはお名前は言ってもいいんですか? 言ってはいけない。はい。じゃあ匿名でのご質問です。「日本の漫画をアニメなどのメディアミックスを介さず、漫画のかたちのまま海外に輸出して普及するために、日本の漫画は何か変わる必要がありますか? 変わるとしたらどう変わるといいと思いますか?」 赤松健氏(以下、赤松):基本は吹き出しの中を翻訳してそのまま日本のサーバーに置いといて、海外から見に来てもらうというかたちにすべきですね。 小禄:なるほど。それはどういう背景が。 赤松:日本の漫画をそのまま見てもらうとい
www.tyoshiki.com この記事ではkindle以外のセールまとめをしておきます。 1位 セール期間中はDMM電子書籍が最強っぽい 2位 まんが王国は月額3000円以上マンガを読む人には一番お得なサービス 3位 それほど多くマンガをたくさん読まない人や、あわせて動画も見たい人はU-Nextがコスパ最強 4位 ヨドバシ.comの電子書籍 5位 paypayユーザー限定でEbookJapanも悪くないが、初回ボーナス以外はちょっと決め手に欠ける 6位 紀伊国屋書店のKinoppy その他 Bookwalker BookLive DLSite Renta! めちゃコミック コミックシーモア まとめ 1位 セール期間中はDMM電子書籍が最強っぽい <メリット> ・春(4〜5月)、夏(8月)、冬(12〜1月)に3回全作品50%オフセールを実施している。 ・全作品が50%還元対象なので、ほ
パソコンなどのデジタル機器やネット上に遺る「デジタル遺品」。他人では詳細が分からないものが多い一方、実際に金銭的価値を持つものが増えているため、相続の場で問題化し始めている。一方、生活にすっかり根付いた感のあるサブスクや電子書籍だが、放置したまま契約者が突然逝ってしまえば、どんな事態を引き起こすのだろうか? デジタルの相続術に詳しい「スマホの中身も『遺品』です」から一部を転載する。 認知度の高まる“サブスクリプション” これから特に注意したいのが、毎月決まった額を支払うような、定額サービスの類です。 インターネット上における定額サービスとして、ファイルを保存するクラウドサービスや定額利用のオフィスソフトやフォトレタッチソフトはすでに定着していますが、一定期間の定額使用料を支払って商品やサービスを利用する形態はサブスクリプションと呼ばれています。 配信されたドラマや映画が見放題になる「Net
by Perfecto_Capucine 電子書籍リーダーにはAmazonが開発するKindleや楽天のKoboなどがありますが、いずれも特定の企業のエコシステムに組み込まれたデバイスです。そんな中、「企業に縛られることのない、無料でオープンソースの電子書籍リーダー」を開発するプロジェクト、「The-Open-Book」が進行中と報じられています。 GitHub - joeycastillo/The-Open-Book https://github.com/joeycastillo/The-Open-Book The Open Book — An Open, Feather-Compatible eBook! - Hackster Blog https://blog.hackster.io/the-open-book-an-open-feather-compatible-ebook-201
平林氏のnoteを読んで、思うところあったので。 彼のような発信力のある人がそんなこと言ったら、批判されるだけで何にもならないじゃん、という愚痴である。 著者が言うのは仕方ないかなとも思うけど、編集者の立場で言うのはナシだ。 まとめサイトとかで吹き上がれば外圧になる?ならないよ、版元の偉いさんの鈍感力舐めんなよ! 当方30代の現役編集者。 転職歴2回、過去に営業、雑誌編集、文芸編集経験あり。 直近は男性向けラノベ。数年やって、最近現場を離れた。メディア化、中ヒットくらいまでは経験がある。 いまやっていることまでは黙っておく。 電子化について電子売上を逐一見れないというのはウソである。いや、平林氏は見れなかったのが本当ならウソというと語弊があるが。 Amazonはじめ、情報は取ればいくらでも手に入る(買うことも多い)。自分は週ごとくらいには電子売上を見ていた。 ではなぜ売上が見れないなどと平
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