赤川次郎さん(右)とフリーアナウンサーの日下千帆さん【写真:荒川祐史】 薬師丸ひろ子さんが主演した角川映画「セーラー服と機関銃」や「探偵物語」を見てファンになった人も多いのではないでしょうか? 同名の原作小説を執筆した赤川次郎さん。今月29日には76歳を迎え、作家としてのキャリアは50年近くにもなります。赤川さんに小説家デビューから成功、そして最近のご様子までのお話を伺いました。 ◇ ◇ ◇ 漫画家を目指した幼少期 脚本家から小説家へ 赤川さんは、福岡県博多区出身。父が東映の教育映画部長だったため、子どもの頃は、小学校を周って上映する映画の試写を自宅でよく一緒に見ていたそうです。その後、父の転勤により、7歳で上京。中高一貫教育の桐朋学園で高校卒業までの6年間を過ごしました。卒業後は、日本機械学会事務局に就職。会社員時代からシナリオなどを投稿し続け、30歳で作家として独立しました。 ――小説