OOC 2024 の発表資料です。後のフィードバックを参考に、より妥当な文言に改訂してあります。 ※ 本コンテンツには、一部特定の宗教思想の迫害に言及する表現がございますが、そのような行いを肯定する意図の内容ではございません。
どのプログラミング言語を利用するのかは開発者にとって大きな悩みだ。プログラミング言語「C」やその派生言語である「C++」は、業務アプリケーションや組み込みシステムなど幅広い用途で利用されている。処理速度や制御のしやすさといった観点で、C/C++と他のプログラミング言語を比較することは珍しくない。 「Java」はC/C++の比較相手としてしばしば名前が挙がる。JavaとC/C++はプログラムを実行する仕組みが異なり、その違いのために従来「Javaは遅い」と評する開発者もいた。この意見は正しいのだろうか。他方でC/C++に代わるプログラミング言語として台頭しつつある「Rust」はどのような特性を持ち、なぜ支持を集めているのか。本資料は、そうした疑問に対する答えを提示する。C/C++以外の選択肢に目を向けるためのきっかけとして参考にしてほしい。
あらまし strlen() という関数がある。御存知の通り、文字列の長さを算出する標準 C ライブラリの関数だ。 やってることは単純で、例えば以下のように実装できる。 size_t strlen_simple(const char* str) { const char* p = str; while (*p) ++p; return size_t(p - str); } '\0' が見つかるまでポインタを進め、初期位置との差分を返すだけだ。これで機能的には std::strlen() と同等である。 では、速度的にはどうだろう?適当にベンチマークを書いて MSVC 2022 でコンパイル&実行するとこうなった。
A few months ago, I set myself the challenge of writing a C compiler in 500 lines of Python1, after writing my SDF donut post. How hard could it be? The answer was, pretty hard, even when dropping quite a few features. But it was also pretty interesting, and the result is surprisingly functional and not too hard to understand! There's too much code for me to comprehensively cover in a single blog
VSCode の標準のC++インテリセンスでは、簡単なコード補完などや、構文が間違ってるなどのエラー表示はリアルタイムに出来ますが、警告などはリアルタイム表示出来なかったり、その他コーディング時に行ってほしい賢い機能が不足しがちです。 例えば以下のコードは、セミコロン忘れなどのエラーは表示してくれますが、未初期化変数の f などはコンパイル時に警告がちょろっと出るだけで、見落としてしまいます。 #include <iostream> using namespace std; int main(){ int f; cout << f << endl; cout << "semicolon" << endl return 0 } MS 標準の C++ インテリセンスはそこまで賢くないからというのが理由なのですが、ここで変わりに clangd を使うことで、賢いリアルタイムインテリセンスを使える
C++ Advent Calender この記事はC++のカレンダー | Advent Calendar 2023 - Qiita の21日目の記事です。 20日目: Try to make a try ! by @wx257osn2 22日目: C++ コンパイル時「出力」で画像ファイル生成 #C++ - Qiita by @Raclamusi はじめに 2021年に新卒で今の会社に入社して以来、ずっととある一つの製品の開発部門に所属していて、その中のWindowsチームというところにいます。 WindowsチームなのにiOSの要件が来たり、サーバーEoLの要件が来たりとなんだか特殊部隊感があるのですが、きっと気の所為です。 さて、ここまで入社以来ずっと本格的な理解から逃げ続けてきた存在があります。それがCOMです。 ところがついにこの秋から冬にかけての要件ではVisual Studio
このように、(1)(2)と「vector<int>」を2回も書かなければなりません。特に(2)では、右辺の型は分かっているんだから、左辺はそれに合わせてよ! という文句が出そうです。 初期化漏れを防止する このように、同じ意味の型を何回も書くのはかったるいな! というときに型推論は役立つわけですが、もっと切実な理由があります。それは、変数の初期化漏れの防止です。JavaでもRustでもそうなんですが、変数は宣言しっぱなしでOKです。宣言しっぱなしというのは、明確な初期化が行われていないという意味です。こうなると、その変数を参照しようとするといろいろとまずいことが起きてきます。 基本データ型とかなら、どんな値か分からない ポインタ型とかなら、どこを指しているか分からない(ダングリングポインタ) なので、実行時にプログラムが不可解な動作をしたり、いきなり落ちたりするわけです。しかし、コンパイラ
8月6日、C++23はC++20の次の標準として発表されました。 C++23はC++の進化の一環として重要な役割を果たし、C++の機能を改善することを目的としています。 C++23はC++98やC++03ほどの大きな変更はなく、C++17の伝統に則ったものです。 本日、C++コミュニティが待望の次期C++標準、「C++23」を発表した。C++は長い歴史を誇るプログラミング言語であり、C++23はその進化の中でも特に重要な節目となる。C++23はC++98やC++11、C++20ほどの大規模な変更は見られないが、C++17の伝統を継承している。 C++の歴史的進化 C++は1980年代末にBjarne Stroustrup氏とMargaret A. Ellis氏によって執筆された「Annotated C++ Reference Manual (ARM)」によって誕生した。この書籍は当時多数存
Quartzという言語をデザインしてコンパイラを書いて自身をコンパイルできるところまで到達したので記録として書く (人に使ってもらうことなどは特に想定してないので、ドキュメントなどはありません) Quartzについて 言語機能的にはGoとかに近く、syntax的にはRustに近い言語としてデザインした。ターゲットとしてWASM(wat形式)のみサポート。 元々の想定として、ゲームのスクリプトやアプリケーションのプラグインなど、動的に読み込めて気軽にかけて、型やLSPなどの現代的なDXは提供したいというモチベで作り始めた。 例えばfizzbuzzのコードは以下のような感じ。 fun main() { for i in 1..100 { if i % 15 == 0 { println("FizzBuzz"); } else if i % 3 == 0 { println("Fizz"); }
はじめに build own xってなに?という方がいらっしゃると思います。 下記ページにあるような自作~みたいなやつのことを指しています。 自作OSとかDBとかとにかく様々な種類があるんですが、僕がやってみて良かったなぁと感じたものだけ紹介します。(一部やってないけど良さそうなのも紹介します。) 難易度を星5を最高として書いていきます。 言語は日本語 or 英語です。 コンパイラ writing interpreter in go 形態:本 言語: 日本語、英語 コンパイラ系なら一番初めにおすすめなのは間違いなくこれ。 日本語版では「Go言語でつくるインタプリタ」という題で出版されています。 外部に依存するライブラリを一切使わないのが特徴でスクラッチで書きます。 語り口調も平易でわかりやすく、コンパイラ?インタープリタ?という方にもおすすめ。 Monkeyという言語を実装するのですが、既
めぐぷにゅ @MegPunyu そのため、私たちが結婚すると多重継承に伴うメソッド名の衝突が生じ、コンパイルエラーで両家共々滅亡してしまいます。店名に元祖または本家を付けることを提案しましたが、そのような事をするなら廃業する方がマシと言われてしまいました。しかし、こんな状況でも解決は可能です。そう、C++ ならね。 2023-02-05 07:09:25 リンク Wikipedia C++ C++(シープラスプラス)は、汎用プログラミング言語のひとつである。派生元であるC言語の機能や特徴を継承しつつ、表現力と効率性の向上のために、手続き型プログラミング・データ抽象・オブジェクト指向プログラミング・ジェネリックプログラミングといった複数のプログラミングパラダイムが組み合わされている。C言語のようにハードウェアを直接扱うような下位層向けの低水準言語とし
「C++」は非常に人気があるプログラミング言語だが、同言語の標準化に取り組んでいるグループが、C++の「メモリ安全性」を(新しいライバル言語である「Rust」のように)高めるための今後の道筋について議論する文書を発表した。 Rustは、MicrosoftやAmazon Web Services(AWS)、Meta、GoogleのAndroid Open Source Project、主にC++で書かれている「Chromium」プロジェクト(まだ始まったばかりだが)、Linuxカーネルなど、多くの企業やプロジェクトで採用されており、メモリ関連のセキュリティホールを減らすのに役立っている。最近では、米国家安全保障局(NSA)までが、開発者に対してC++からC#やJava、Ruby、Rust、Swiftへの戦略的な移行を促す事態になっている。 C++の生みの親であるBjarne Stroustr
この記事は「自動運転システムをエッジデバイスに組み込むための技術」を3回に分けて紹介するTURINGのテックブログ連載の第1回の記事「C++でOpenCV完全入門!」です。 第2回の「OpenCVをNPPにした結果→10倍高速に!」、第3回の「詳解V4L2 (video for linux 2)」もぜひご覧ください! はじめに こんにちは。完全自動運転EVを開発するベンチャー企業、TURING株式会社でインターンをしている東大工学部3年の井上信多郎です。 我々人類は、車を運転するにあたって多くの情報を目から取り入れています。目から取り入れた情報を元に、アクセル・ブレーキ・ハンドルを操作しています。 自動運転の場合、その目に相当するセンサがカメラであり、カメラから得た情報を元に車を運転することになります。カメラから得る情報とは、ずばり画像です。画像の中から信号、標識、前方車両などの必要なもの
これは、 C++ でコンパイル時に出力まで済ませようとした話です。 コンパイラは GCC に限ります。 はじめに もうすぐクリスマスですね! クリスマスにすることといえば……、 そう、コンパイル時処理ですね!! コンパイル時処理 C++ のコンパイル時処理は非常に強力で、様々なことがコンパイル時にできてしまいます。 普通はコンパイル時に決まる定数の計算に使われますが、これを悪用利用してコンパイル時に処理がすべて終わるようなものも書くことができます。 例として、コンパイル時 FizzBuzz を書いてみます。 #include <array> #include <string_view> #include <algorithm> #include <concepts> #include <iostream> template <std::unsigned_integral T> conste
C/C++でプログラムを書いているときに遭遇する厄介なバグの一つがメモリリークです。 今回はメモリリークを検出するのに使えるツールの使い方について書きます。 AddressSanitizer コンパイルオプションをつけるだけで使えて出力も見やすいのでおすすめです。 AddressSanitizerはGCC 4.8以降かLLVM 3.1以降で使うことができます。 コンパイル時にオプションをつけるだけでメモリリークを検出してくれます。(若干実行時間が長くなります) 以下のメモリリークのあるプログラム leak.cpp を例に使い方を説明します。 int main() { int *a = new int[10]; } newで作った動的配列をdeleteしていないのでメモリリークになります。 g++ -fsanitize=address -fno-omit-frame-pointer -g l
Happy with my recent breakthrough in understanding C integer divisions after weeks of struggle, I was minding my own business having fun writing integer arithmetic code. Life was good, when suddenly… zsh: segmentation fault (core dumped). That code wasn't messing with memory much so it was more likely to be a side effect of an arithmetic overflow or something. Using -fsanitize=undefined quickly id
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