本サイトでは、「疑似科学的と思われる主張」の科学性の度合いを評価する作業を通して、科学リテラシーを身につけることを目標にしています。科学リテラシーを養えば、ちまたに溢れるフェイクを、的確に見抜けるようになるでしょう。 科学は、衣食住や安全を確保するうえで重要な役割を果たし、これまで私たちの文明的な生活を支えてきています。科学について理解し、人類が培った知識を適切に活用することは、私たちのより良い暮らしの成立に不可欠なことです。ところが、情報化が進んだ今日、科学らしさや科学的成果を装った疑似科学広告が横行しています。科学と、科学とは言えないものを見分ける科学リテラシーが、市民一般にも必要な時代となったのです。 そうしたなかでこのサイトでは、疑似科学を通して科学リテラシーの増進を目指しています。サイトには個別具体例の科学性の評定や科学リテラシーに関する動画(Gijikaチャンネル)、オンライン
「水」は人間の生命活動に不可欠です。しかし、水に含まれる塩分などの成分や雑菌などの問題から、人間が飲めない水も世界には多く存在します。そんな中、太陽光だけを動力にして海水から塩分を除外して飲用可能な真水に変える「海水淡水化」を行う装置が開発されました。 Spatially isolating salt crystallisation from water evaporation for continuous solar steam generation and salt harvesting - Energy & Environmental Science (RSC Publishing) https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2019/EE/C9EE00692C#!divAbstract Water solutions withou
始めに:pandasの作者であるWes McKinneyさんがPythonのデータツール関連でとても興味深いblogを書かれているので、翻訳して日本のPyDataコミュニティに公開してもいいでしょうか、とお聞きしたところ、快諾をいただきましたので少しずつ訳して公開していこうと思っています。 (原文:http://wesmckinney.com/blog/outlook-for-2017/ ) 2016/12/27 Python dataの開発に関して、2017はエキサイティングな年になりそうです。このポストでは、私から提供できそうなものについて書いていきます。それぞれのピースを全体としてどうまとめていくつもりなのか、詳しくは今後のポストで書いていきます。2016年は開発とPython for Data Analysisの第2版の作業で完全に手一杯でblogはあまり書けませんでした。2017
この記事は 今年読んだ一番好きな論文2016のエントリーとして書かれました。 こんにちは。なんと昨年の #今年読んだ一番好きな論文2015 ぶりのブログ更新になってしまいました。その間に修士号取得したり学振取って辞退したりアメリカの博士課程に留学開始したりといろいろあったのですが、まあその話はまたの機会にするとして、今年も論文紹介してみます*1。 今年ご紹介する論文はこちら。 http://science.sciencemag.org/content/353/6304/1147 和訳すると『抗生物質ランドスケープにおける微生物の時空間的進化』、なかなかカッコイイ論文タイトルです。 とっても長い前置き:進化と進化実験 本論文のテーマはずばり『進化』です。 ドブジャンスキーの有名な"Nothing in Biology Makes Sense Except in the Light of Ev
Home > ニュース > 大隅良典名誉教授のノーベル賞受賞決定を受けて、元基礎生物学研究所長・元岡崎国立共同研究機構長 毛利秀雄名誉教授の寄稿を掲載いたします 隣のおじさん-大隅良典君(ノーベル生理学・医学賞の受賞を祝して) 私が東京大学教養学部の助教授になりたての頃、同じフロアーで生化学の権威であった今堀和友先生の研究室に入ったばかりの卒研生が、バランスのとり方が悪くて生物学教室の冷却遠心機のローターを飛ばしました。それが大器晩成の人、ノーベル賞受賞者・大隅良典君との最初の出会いです。彼は教養学部の理科系のシニア学科として、数学から地学まで幅広いバックグラウンドをもった人物を育てることを目的とした基礎科学科の第二期生で、同学科の神代時代の秀才の一人です。奥さんの萬里子さんも同じ研究室だったので、当時見かけたことがありました。 大学院時代、ポスドク時代は離れていたのでよく知りません。ロッ
Awesome Python Science Stack Pythonの科学スタックをまとめました.開発コードの更新が二年以上ない重要でないライブラリ・パッケージは基本的に排除するようにしています. Inspired by awesome-python. Awesome Python Science Stack 基本 データ操作,データ構造保持 分散データ処理 統計解析・統計モデル 機械学習 深層学習 謎系脳型計算 ベイズ推定,確率論的プログラミング 時系列解析 カルマンフィルタ ネットワーク解析 最適化ライブラリ 数理最適化モデラー 方程式ソルバー グラフ理論 [Matrix Factorization](#Matrix Factorization) [Factorization Machine](#Factorization Machine) ベイズ最適化 自然言語解析 日本語処理 専
追記(2017年7月) こちらのスキル要件ですが、2017年版を新たに書きましたので是非そちらをご覧ください。 「データサイエンティストというかデータ分析職に就くためのスキル要件」という話題が某所であったんですが、僕にとって馴染みのあるTokyoR界隈で実際に企業のデータ分析職で活躍している人たちのスキルを眺めてみるに、 みどりぼん程度の統計学の知識 はじパタ程度の機械学習の知識 RかPythonでコードが組める SQLが書ける というのが全員の最大公約数=下限ラインかなぁと。そんなわけで、ちょろっと色々与太話を書いてみます。なお僕の周りの半径5mに限った真実かもしれませんので、皆さん自身がどこかのデータサイエンティスト()募集に応募して蹴られたとしても何の保証もいたしかねますので悪しからず。 統計学の知識は「みどりぼん以上」 データ解析のための統計モデリング入門――一般化線形モデル・階層
2013-05-09 Sexが出来ないイカの精子は特殊な進化を遂げた 科学 私達が刺し身や塩辛でよく食べているヤリイカは面白い交尾をすることが分かっています。このヤリイカの精子について、お茶の水女子大学らの研究グループが興味深い発見をしたので、簡単にご紹介致します。 Sperm from Sneaker Male Squids Exhibit Chemotactic Swarming to CO2 (Current Biology, 2013) ヤリイカにはSexできるオスとできないオスがいるヤリイカのオスは身体が大きいタイプと小さいタイプの二種類に分けられます。この二種類のオスイカは、メスと交尾する様式が違うことが知られています。大きなオスイカは体を発光させて求愛し、メスと交尾します。一方で小さいオスイカはメスの口に精子を貯める器官を付着させることで交尾します。 Sexできないオスイカ
物質・材料研究機構と慶応義塾大学先端生命科学研究所は16日、ある種の鉄の化合物を酒で煮ると、電気抵抗がなくなる超電導を誘発する仕組みを解明したと発表した。酒に含まれる有機酸などが超電導になるのを邪魔していた余分な鉄を取り除くためという。物材機構の高野義彦グループリーダーらは、鉄やテルルなどでできた化合物を6種類の酒で煮たところ、赤ワイン、白ワイン、ビール、日本酒、ウイスキー、焼酎の順で超電導に
進化論と教育、というのは、スコープス裁判とかインテリジェント・デザイン論とか色々因縁のある話題です。 しかし、珍妙な進化論が教えられているのは別にアメリカに限りません。 実は我が日本でも、主に小学校で(時として中学校以降でも)重大な誤りを含んだ内容が「進化」として教えられている、という事実を告発したいと思います! あ、言い忘れてたけどタイトルは釣り。 「グループ・エンカウンター」「アイスブレーキング」……とかってわかりますかね? 要するにレクリエーションの一種だと考えていただければ。 そのひとつ、「進化じゃんけん」。 体育館などで実施するゲームです。 (なので、教師が子どもたちにルールを説明してゲームを進行させることが多い) ルールは変種がいくつもあるのですが、基本は一緒。 ググって最初に出てきたルールで言うと、 ・最初は全員が「アメーバ」になる。 (這いつくばって、からだをぐにゃぐにゃさ
時を止めて自分だけ動く、とかは物理的におかしくて、服は自分なのか、持ったナイフは自分なのか、とかいろいろ矛盾がでます。しかし、時間空間のある限られた領域で時間の進みが速くなる、ということにすればなんとかなりそうです。 時空間で楕円で表される領域で例えば時間が1000倍の速さで進むとします。この結界ははじめディオを中心にぶわーっと広がって、しばらく経って「時は動き出す」というディオの言葉と共に収縮します。中にいるディオの主観時間は5秒だけど、外から見ると5/1000秒しか経たない。で、この結界がギリギリ承太郎の手前で終わるようにしてナイフを投げれば、結界内部では外の1000倍のスピードでナイフが飛んで承太郎の目の前まで行き、そこで結界を出て普通に飛んで承太郎に刺さります。チェックメイトだッ!承太郎から見れば突然目の前にナイフが現れて飛んでくるように見えます。 ただし!結界の中に入られると相手
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