京都の宝物・伝統のすぐき漬けは、漬物屋さんではなくて農家さんの軒先で造るものです! 上賀茂の京野菜農家・田鶴さんご一家のすぐき漬けを観た! その1 2009年4月10日 from 出張,農家との対話,食材 京都大学の農学部で教えている大石から、毎年のように「やまけんはすぐき漬け、みにこないのかぁ?」と言われていたのだ。 すぐき漬けは、「すぐき」というカブの一種を乳酸発酵させた本漬け(古漬け)である。おおむね京都でしか造られていないようで、独特の文化として根付いている、ということくらいしかわかっていなかったので、「うん、そのうちなぁ」と流してしまっていた(汗) 実を言えば、理由があった。彼が仲良くしている京野菜の農家である田鶴さんは、上賀茂地区で賀茂茄子を生産している代表的な人物だ。何が代表的かというと、田鶴家は京都府から「賀茂茄子の種採り農家」として認定されている。つまり、賀茂茄子の正当な