宇宙に音があるとすれば、どんな音だろうか。 作曲家のNolan Gasser氏なら、きっと、高音のバイオリン、鳴り響くシンバル、低音のトロンボーンを合わせた音にするだろう。同氏にとって宇宙は、メロディーと宇宙科学が絡み合う交響曲(シンフォニー)だ。新しく作曲する「Cosmic Reflections」で、Gasser氏はそれを証明しようと計画している。 「頭の中で各パートを聞くことができる。自分がやりたいことの1つは、どことなく『宇宙のテーマ』を思わせるような、作品全体に広がるテーマを作ることだ。どうすれば音楽でこれを表現できるだろうか。まだわからない」(Gasser氏) Gasser氏にとって、宇宙と音楽を融合しなければならないのは今回が初めてではない。前の作品である「GLAST Prelude」(こちらで試聴できる)は、同氏を宇宙へと導いた。Gasser氏は、米国時間6月11日に軌道に