京都大学病院などが無症状患者に対してもPCR検査を保険適用とするよう国に要望しました。「未曾有の医療崩壊につながる」と警鐘をならしています。 京都大学病院と京都府立医大病院は共同で会見を開き、京都大学病院の宮本享病院長は「無症候の患者に対する新型コロナウイルスのPCR検査を、保険適用ないし、公費で施行可能にしていただきたい」と話し「無症状患者への医療行為」によって医師や看護師、免疫力の低い患者などに感染が広がる可能性を指摘し「未曾有の医療崩壊につながる」と警鐘をならしました。その上で現在は症状がある患者にのみ保険適用となっているPCR検査を、無症状患者にも対象を広げるよう国に要望しました。政府は1日の検査数を2万件まで増やすと発表していますが、会見では「無症状患者が保険適用となっていないことで、キャパシティ一杯まで検査がなされていない」とも指摘されました。