新型コロナワクチン、30日治験開始 大阪市立大病院で―国内初、創薬ベンチャー 2020年06月29日15時38分 創薬ベンチャー「アンジェス」が開発し、動物実験で使われた新型コロナウイルスのワクチン(アンジェス提供) 大阪大発の創薬ベンチャーの「アンジェス」(大阪府茨木市)は30日、同大と共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、安全性と有効性を確かめる臨床試験(治験)を始める。新型コロナワクチンの治験は国内で初めて。 日本へのワクチン供給協議 英製薬大手、日本政府と―新型コロナ ワクチン開発は各国で進められているが、欧米や中国が治験を開始するなど先行している。政府は感染拡大の「第2波」に備え、ワクチン20万人分の製造体制を整える異例の支援態勢を敷く。 アンジェスなどによると、治験は大阪市立大付属病院で実施し、30人にワクチンを接種。10月ごろ治験の参加者を500人程度に増やし、早期