暑かった夏も終わろうとしています。夏の「町中華」(地元に根ざした大衆的な中華料理店)のメニューといえば、冷やし中華です。では、秋の町中華のメニューはなんでしょうか。個人的にはタンメンとギョーザのセット、いわゆる「タンギョウ」ではないかと思います。 西日本で育った筆者(下関マグロ、食べ歩き評論家)にとって、タンメンはなじみのないメニューでした。タンメンを初めて知ったのは上京してから。当時20代だった筆者にとって、タンメンは今と違ってさほど魅力的なメニューではありませんでした。なぜならそのイメージは、 ・塩味のスープ ・たっぷりの野菜 ・ちょっぴりの肉 ・おじさんが注文するメニュー で、「タンメン = おじさん」だったからです。 そんなタンメンですが、筆者は40代になって突然好きになりました。理由はよくわかりませんが、自分もおじさんになったと自覚したからでしょうか。