■TORICOの変遷-四畳半からの出発 -初めに、TORICO設立までの話をお聞かせください。 安藤「海外に向けてビジネスを展開したいという思いがあり大学卒業後、外資系の日本オラクルに入社しました。ですが、外資ではあるものの日本法人のため国内向けの営業がメーンで、なかなか海外につながるような仕事ができないということに入ってから気付きまして…(苦笑)。そのため、早期優遇退職制度を使って退職し、1年ほどアメリカで生活して帰国した後、三井物産に入社しました。そこで中国とのビジネスに関わっていくうちに、中国のスニーカー工場の方と知り合いになり、『オリジナルのスニーカーを中国で作って日本で販売したらおもしろいのではないか』と思い立ち、TORICOというブランドを立ち上げて高校からの友人と副業で靴を売り始めました。それがそこそこ売れたんですよ。その話をベンチャーキャピタルに持って行ったところ反応が良く