アンドロイドの開発環境には、PC(WindowsやLinux)上で動作する「エミュレーター」が付属しています(写真01)。これは、ソフトウェアの動作チェックに使うものです。以前は、ARMコードのエミュレーターでしたが、現在では、インテルの開発したHAXM(Hardware Accelerated Execution Manager)が利用されており、高速にPC上でアンドロイドの環境をエミュレーションします。今回は、開発に使うアンドロイドのエミュレーター環境についてのお話です。 写真01: Android Studioに含まれるエミュレーター。インテルのHAXMを使って高速な実行が可能 アンドロイドの開発環境は、現在ではAndroid Studioと一緒にダウンロードするようになっているため、ここではこれを「Android Studio版エミュレーター」として略して「AS版」と表記します。