県内の指定暴力団、旭琉會一家の幹部組員の男性が、アジア最大の中国系秘密結社「洪門(ほんめん)」の関連団体のリーダーに就任したことが17日までに分かった。関係者によると、県警は刑事部と警備部が情報を収集し、動向を注視している。 複数の関係者によると、組員が新たなリーダーとなったのは、洪門の二次団体に位置付けられ、日本に拠点を置く「華松山(かしょうざん)」と呼ばれる任意団体。 この組員は沖縄タイムスの取材に対し、「旭琉會の組員としての活動ではなく、『義』を大切にする者同士の付き合いだ。アジアや、とりわけ台湾と沖縄の国際交流、発展が期待できる」と話した。 華松山は中国の古代思想家の墨子を敬って博愛の精神を教えとし、日本国内に約200人の構成員がいるとされる。こうした洪門の二次団体は世界各国にあるという。 もともと華松山のリーダーは埼玉県在住の日本人男性だったが、病気療養のため引退し、知人だった組