神戸徳洲会病院(神戸市垂水区)で、特定の医師が1月以降に携わったカテーテル手術の後に複数の患者が死亡したなどとする告発があり、神戸市保健所が臨時立ち入り検査をした問題で、同病院が14日に調査委員会を設置することが7日、運営法人「徳洲会」(東京)への取材で分かった。 法人の医療安全担当者や理事も調査に加わるといい、適切な手術や治療が行われていたかを調べる。 同病院を巡っては、循環器内科の1人の男性医師が手がけたカテーテル手術で、処置後に少なくとも患者5人が死亡し、ほかにも複数人の容体が悪化したとして、病院関係者らが兵庫県や神戸市などに告発文を送っていた。 告発文は、必要のない患者へのカテーテル手術▽カルテの不備▽院内の医療安全担当者への未報告-なども指摘していた。神戸市によると、この医師は1カ月に約40件のカテーテル手術を実施していたという。市はカルテの内容や、病院の安全管理に問題がなかった
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