物質のもとになる分子を組み合わせてできた、大きさが100万分の1ミリという分子の車による世界でも初めてのレースが、今月下旬にフランスで開かれることになり、日本からも物質・材料研究機構のチームが出場することになりました。 この分子機械の研究や開発を促そうと、分子の車による世界でも初めてのレースが今月28日と29日に、フランス南部のトゥールーズで開かれることになり、日本からは茨城県つくば市にある物質・材料研究機構のチームが出場することになりました。 日本チームの分子の車は、大きさが100万分の1ミリから100万分の2ミリほどで、炭素と水素と酸素の原子が合わせて88個つながって、草履のような形をしています。電気を流すと、草履のような形の外側の部分が人の手足のようにバタバタと動いて、前に進むということです。 フランスで開かれる分子の車のレースは金の板の上で行われ、板の表面にある微細な溝を利用して設