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産業技術総合研究所は5月9日、360度どの方向から見ても画像が自分の方を向いているように見えるディスプレイを開発したと発表した。複数人が同時に異なる角度から見ても、常に正面が表示されるという。駅の案内表示などに応用できるとし、2年以内の実用化を目指す。 特殊なレンズ構造を使った独自の表示技術(特許出願中)を用いたディスプレイ。動力も利用しないという。 円柱状の柱に画像を表示すると、あたかも柱の内部の平面に見ている方向を正面とした表示面があるように見えるという。複数人が同時に異なる角度から見たり、歩きながら見た場合でも常に正面が表示されるという。 プロトタイプとして、直径8ミリ・長さ8センチの円柱形ディスプレイを開発し、YouTubeで映像を公開した。映像では、ディスプレイに書かれた「産総研」という文字が、ディスプレイを回転させても位置を変えることなく表示され続ける。 同技術を適用したディス
ミドリムシが作る高分子に、ミドリムシまたはカシューナッツ殻から得られる油脂成分を付加 従来のバイオプラスチックや石油由来の樹脂に劣らない耐熱性と熱可塑性をもつ 光合成によって二酸化炭素を効率よく有機化合物に変換できる藻類を利用 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)バイオメディカル研究部門【研究部門長 近江谷 克裕】芝上 基成 主任研究員は、日本電気株式会社【代表取締役 執行役員社長 遠藤 信博】(以下「NEC」という)スマートエネルギー研究所 位地 正年 主席研究員、および国立大学法人 宮崎大学【学長 菅沼 龍夫】農学部 林 雅弘 准教授と共同で、微細藻の一種であるミドリムシから抽出される成分を主原料とした微細藻バイオプラスチックを開発した。 この微細藻バイオプラスチックはミドリムシ(ユーグレナ)が作り出す多糖類(パラミロン)に、同じくミドリムシ由
ポイント 薄い空間に閉じ込めた液晶がスカーミオン格子を形成することを理論的に初めて発見 強磁性体などの他の固体系と液晶との関係についての新しい知見 これまで知られているよりはるかに豊かな秩序構造を液晶がとり得ることを明らかに 概要 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 八瀬 清志】ソフトマターモデリンググループ【研究グループ長 米谷 慎】福田 順一 主任研究員は、スロベニアのリュブリャナ大学およびヨージェフ・ステファン研究所のSlobodan Žumer(スロボダン・ジュマー)教授と共同で、強磁性体などの固体系などでその役割が注目されているスカーミオン格子を、薄い空間に閉じ込めた液晶という固体系とは全く異なる系が形成しうることを理論的に明らかにした。 この事実は、固体系と液晶という全く異なる系の間の関係について新しい
新技術で撮影した手。部品の本来の色は上が緑、下が青。肉眼ではまったく見えない=産業技術総合研究所提供従来の暗視技術で撮影した手。赤外線でとらえた物体を見やすいように緑色に着色している。肉眼ではまったく見えない=産業技術総合研究所提供従来技術で撮影した手。赤外線でとらえた物体をモノクロ画像で処理した。肉眼ではまったく見えない=産業技術総合研究所提供 肉眼では何も見えない暗闇の中の物体を、くっきりとカラーで動画撮影できる新システムを、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が開発した。防犯カメラなどに応用が可能で、犯罪の検挙率の向上につながると期待される。 研究チームは物体に赤外線を当てると、表面の色によって反射して戻ってくる赤外線の強度などが異なることに注目。身の回りの様々なものに赤外線を当て、色と反射強度などの関係を調べた。これらを元に、照射した赤外線の反射をセンサーでとらえ、物体の色を画
発表・掲載日:2010/12/16 グラフェンの炭素原子一つ一つの性質の違いを世界で初めて観察 -ナノデバイス開発や単分子の機能探索に貢献- JST 課題解決型基礎研究の一環として、産業技術総合研究所の末永 和知 上席研究員らは、電子顕微鏡を用いてグラフェン注1)の炭素原子一つ一つを観察しながらその電子状態を調べる手法を開発し、同じ炭素原子でも存在する場所によって性質が異なることを実験的に明らかにしました。 従来の分析手法では、個々の原子の元素を識別することは可能でしたが、同じ元素の原子ごとの電子状態や性質の違いまで詳細に調べることはできませんでした。例えば同じ炭素原子でも、反応しやすい炭素原子と反応しにくい炭素原子を区別することは、化学反応の正確な制御や、ナノデバイスの設計・開発のために極めて重要であるため、このような原子の性質を調べる技術の開発が望まれていました。 本研究グループは、J
川田工業×産総研のレイバーチックなロボがスリムに進化。Linuxカーネルやオープンソースのロボットシミュレーターを採用し、既存のソフト資産を利用できる。 川田工業と産業総合研究所は9月15日、次世代産業用ロボットの研究開発用プラットフォームとして、人型ロボット「HRP-4」を開発したと発表した。Linuxカーネルやオープンソースのロボットシミュレーターを採用し、既存のロボットシステム用ソフトウェア資産を利用できる。 日本人女性型ロボット「HPP-4C」で培った高密度実装技術を応用し、身長151センチ・体重39キロとスリムなボディながら、片腕7自由度など合計34自由度で構成した。すべての関節軸に80ワット以下のモーターを採用。片腕で500グラムまでの物を運べる。 ハードリアルタイム処理を可能にするための「RT-Preempt」パッチを適用したLinuxカーネルをOSに採用。オープンソースの「
ダイヤモンドのデバイス応用に欠かせないウエハー作製技術である結合型(モザイク状)ウエハーの作製技術を開発 この新技術により1インチ相当のウエハーの試作に成功 ダイヤモンドの電子デバイス応用への起爆剤となる可能性が高く、1年以内の実用化を検討 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ダイヤモンド研究センター【研究センター長 藤森 直治】の単結晶基板開発チーム 山田 英明 研究員、茶谷原 昭義 研究チーム長は、インチサイズの大面積を持つ単結晶ダイヤモンドウエハーを製造できる技術を開発した。 ダイヤモンドは、高硬度、高熱伝導率、光透過波長帯の広さ、ワイドバンドギャップ、化学的安定性などの優れた特性を示し、工具や光学部品はもとより半導体デバイス、電子放出デバイス、バイオセンサーなどさまざまな応用が期待されている。特に、エレクトロニクスへの応用では、シリコン(S
発表・掲載日:2009/11/27 金属型と半導体型のカーボンナノチューブを高純度で簡便に分離 -繰り返し連続自動分離が可能で低コストを実現- NEDOと産業技術総合研究所は11月27日、NEDOの産業技術研究助成事業の一環として、産業技術総合研究所の田中丈士研究員らが、アガロースゲル(注1)を充填したカラムを用いて、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)(注2)を金属型と半導体型に高純度で分離する方法の開発に成功した、と発表しました。この方法は、自動化とゲルの繰り返し使用による分離の低コスト化が可能なため、金属型・半導体型SWCNTそれぞれの利点を活かした産業応用が期待できます。 この成果は、応用物理学会刊行のApplied Physics Express誌(オンライン版)に、本日、公開されます。また、2010年2月17日~19日に開催されるnano tech 2010(東京ビッグサイト
負極側に有機電解液、正極側に水性電解液を使用し、固体電解質の“壁”で区切った構造 正極活物質の放電容量が従来のリチウムイオン電池の5倍以上となる843 mAh/gを達成 電極には単純な金属リチウムと銅だけを用い、電極金属の容易なリサイクルが可能 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)エネルギー技術研究部門【研究部門長 長谷川 裕夫】エネルギー界面技術研究グループ 周 豪慎 研究グループ長、独立行政法人 日本学術振興会(JSPS) 王 永剛 外国人特別研究員は、大容量で、リサイクルが容易な「リチウム-銅二次電池」を開発した。 リチウムイオン電池は携帯電話やノートPCなどに広く使われているが、最近では自動車用として大容量化を目指した研究開発が行われている。また、将来的なリチウム資源の制約に対応できる低コストで再生可能なリチウム電池の開発が求められている。
ダイヤモンド同位体で積層ナノ薄膜合成に成功 単独材料(ホモ材料)では初めて、電子・ホールの閉じ込めに成功 超高速デバイスなどの新しい量子機能素子への応用に期待 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ダイヤモンド研究センター【研究センター長 藤森 直治】の鹿田 真一 副研究センター長(兼 デバイス開発チーム研究チーム長)と渡邊 幸志 研究員らは、質量の異なる12Cと13Cの同位体炭素を用いてナノサイズの積層薄膜ダイヤモンドの気相合成に成功した。さらに、このダイヤモンドで電子・ホールの閉じ込めに単独(ホモ)材料として初めて成功した。 ダイヤモンドは、硬度、熱伝導率の大きさ、光透過波長帯の広さ、化学的安定性などで物質中の最高性能を示し、また半導体としても絶縁破壊電界や移動度などで極めて優れた特性を有するため、機械応用、光学部品以外に電気化学や半導体デバイス
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