那覇市首里城公園近くにある旧日本軍沖縄守備隊・第32軍司令部壕(ごう)内の様子を紹介する説明板の文面から「慰安婦」「(日本軍による)住民の虐殺」の文言が削除された問題が、24日の沖縄県議会で取り上げられ、仲井真弘多知事は「私が説明を受けて承諾した」と関与を認めました。日本共産党の嘉陽宗儀(かようそうぎ)議員の質問に答えたもの。 説明文は、県が指名した専門家5人でつくる検討委員会が昨年11月に最終案をまとめたもの。今月17日以降、県から記述削除の説明を受けたとして検討委員会が23日、下地寛環境生活部長に「削除撤回を要求する意見書」を提出して問題が発覚しました。 嘉陽議員の削除撤回要求に下地部長は「知事の承諾をいただき私が決定した。元に戻す考えはない」と強弁。嘉陽議員は「歴史の真実を隠蔽(いんぺい)するものだ。沖縄県民は『あの悲劇を二度と繰り返してはいけない』と立ち上がり、県民大会も開いて改ざ