ドイツMercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)グループは、2030年までに「市場が許す限り」(同社)新車販売の全てを電気自動車(EV)にする計画を撤回した。2030年代もプラグインハイブリッド車(PHEV)などエンジンを搭載した電動車を販売する。各地域の排ガス規制に対応するため、新しいエンジンも開発しているという。2023年から続くEVの減速で、EVシフトに注力してきた欧米の自動車メーカーは戦略の見直しを余儀なくされている。 メルセデスが2024年2月22日(欧州時間)に開催した2023年12月期通期の決算会見で明らかにした。2030年代に入っても、EVだけでなくエンジン搭載車も展開し「さまざまな顧客ニーズに対応できる体制を整えていく」(同社)という。同社は「(EVへの)変革のペースを決めるのは、顧客と市場の状況」と強調した。新車販売の100%をEVにする新たな期限は公表していない
三菱自動車は国内向けの乗用車で、基幹部品である車台の開発をやめる。提携する日産自動車からの供給に5年後をめどに切り替え、共通にする。独自の開発投資は巨額の資金が必要な電気自動車(EV)など電動車に振り向ける。中堅メーカーが単独ですべてを開発するのは限界に来ており、生き残りをかけて連携を強める動きが広がる。車台はエンジンや内外装を取り付ける車の基礎部分にあたり、複数の車種で同一の車台を使うことが
トヨタ自動車が14年ぶりに全面改良して発売した新型の多目的スポーツ車(SUV)「ランドクルーザー」。気になるのは、電動化という時代の大潮流に逆行するようなパワートレーン選択だ。ハイブリッド車(HEV)すら設定せず、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの内燃機関車に絞った。理由を探ると、高い信頼性や耐久性、悪路走破性が求められる「ランクル」ならではの部品選択の考え方があった。脈々と受け継がれる設計思想
100%水素エンジン車として世界で初めて24時間レースに出場したトヨタ自動車の水素エンジン車(手前)=静岡県小山町の富士スピードウェイで2021年5月22日午後、和田憲二撮影 トヨタ自動車が水素エンジン車の開発に乗り出した。カーボンニュートラル(CN、温室効果ガス排出実質ゼロ)の実現に向けて世界各国がアクセルを踏み込む中、自動車各社の主戦場は電気自動車(EV)の開発だ。しかし、トヨタが目指すのは音や振動などの「車らしさ」を残したままのCN。エンジンをふかして脱炭素? 世界と戦う挑戦者たちを追った。 太いエンジン音はガソリン車 5月22日午後3時、静岡県小山町の「富士スピードウェイ」で始まった24時間耐久レース。隊列をなして走り出す車の中、青と白と黄に塗られた1台の「カローラ」が、100人を超す報道関係者の視線を集めていた。太いエンジン音を響かせてサーキットを駆け抜ける姿は一見、他の車と変わ
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ノルウェー・オスロにある電気自動車のみの駐車場(2019年5月3日撮影、資料写真)。(c)Jonathan NACKSTRAND / AFP 【1月5日 AFP】(更新)ノルウェーで昨年、世界で初めて、電気自動車が年間新車登録台数の半数を上回ったことが、運輸当局による5日の発表で明らかになった。 道路交通情報評議会(OFV)のまとめによると、2020年の新車登録数の54.3%が電気自動車だったという。2019年は42.4%だった。 最も人気だったのは、アウディ(Audi)のe-トロン(e-tron)、テスラ(Tesla)のモデル3(Model 3)、フォルクスワーゲン(Volkswagen)のID.3、日産自動車(Nissan Motor)のリーフ(Leaf)で、すべて純電気自動車だった。 昨年12月だけでみると、66.7%が電気自動車で、1月当たりでは過去最大の割合となった。複数の新モデ
マツダの車って全部デザインが統一されてるから マツダの小型車を見かけると(本当はもう1ランクか2ランク上の車を買いたかったんだろうな・・・)と 哀れな気持ちになって眺めてしまうわ もうちょっとクラスごとにデザインの特徴をつけた方がいいんじゃないか
国土交通省と警察庁は警報発令レベルの大雪が降った際、立ち往生が懸念される区間で、スタッドレスタイヤ車を含め全ての車両にタイヤチェーンの装着を今冬から義務付ける方針を明らかにした。装着を示す新たな標識を導入。道路法や道路交通法に基づく通行規制を行うため、今年12月にも省令を改正する。移動式の標識を大雪による立ち往生が懸念される日に設置するほか、渋滞情報などを伝える道路上の電光掲示板に一時的に表示
28年前、即位後のパレード用に約4千万円で購入したロールスロイス社製のオープンカーが古くなり、走行困難になっていることがわかった。2回しか使われていないが、整備用の部品が手に入らず、宮内庁の車庫に眠ったままという。今回のパレードで新天皇、新皇后を乗せる車をどうするか。経費節減が求められる中、政府関係者は頭を悩ませている。 1990(平成2)年11月12日午後、燕尾(えんび)服とローブデコルテに身を包んだ天皇、皇后両陛下はピカピカの黒いオープンカーに乗り、沿道の人たちに手を振った。昭和天皇の即位の時は馬車だったが、馬は不測の事態で制御困難になるリスクもある。警備上、より安全な車を使うことになり、当時の総理府が購入した。 車はその後、宮内庁の管理下に入り、93年の皇太子ご夫妻のご成婚パレードでも使われた。だがその後、行事などで用いられたことはない。来年の代替わりで久々の「晴れ舞台」かと思いきや
愛車のお届けは、もうやめます――。働き方改革の一環で、青森トヨタ自動車(青森市)が車検や新車の納車時に客の自宅まで車を届ける「納車引き取り(納引〈のうび〉き)」をやめたところ、従業員の残業時間が従来の5分の1になった。自動車販売業界では同様のサービスが慣例化されており、同社の取り組みは業界に一石を投じそうだ。 納引きは、取引のある客の車が車検時期を迎えた際、整備工場の従業員が、客の自宅を訪ねて引き取り、検査が終わればまた自宅に出向いて納車するサービス。車を購入した客に対しても、販売店の従業員が自宅まで届けるケースがある。 同社によれば納引きはこれま…
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アウディは、代替ガソリンとしての利用を目指す合成燃料、「e-gasoline」の生産に成功した、と発表した。 アウディのe-gasolineは、非常に優れた耐ノッキング性を備えた高純度な合成燃料。エンジン圧縮比をさらに高め、効率を向上させる可能性を持つ。e-gasolineは、原油に依存せず、既存のインフラと互換性があり、クローズドカーボンサイクル実現の可能性を提供するという。 e-gasolineは、液体イソオクタン(C8H18)。この燃料は現在、バイオマスから2段階のプロセスを経て製造されている。最初のステップは、ドイツのGlobal Bioenergies社のデモプラントで、ガス状のイソブテン(C4H8)を製造。第2のステップは、ロイナにあるフラウンホーファーの化学・バイオ技術プロセスセンター(CBP)で、水素を加えることでイソブテンをイソオクタンに変換。燃料には硫黄とベンゼンが含ま
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