農家で産まれたサム・ヴァン・アクン博士は、現在、アメリカ・ニューヨーク州シラキュース大学の芸術学科教授を務めている。 彼の最も有名な高い功績は、農業経験を生かし、一本の木を芸術の域へと転化させえた「40種類の果物がなる木」だろう。
『メシ通』をご覧の皆様こんにちは。 先日、『米1合に缶詰1個で炊き込みご飯』という自費出版の薄い本を作りました平田と申します。内容はタイトルそのまんま、いろいろな缶詰で簡単に炊き込みご飯を楽しむ本でございまして、なかなかのご好評をいただいております。 ▲これがその『米1合に缶詰1個で炊き込みご飯』の中身。全35ページ、650円。現在は同人イベントなどで販売中 100均で買った100円の缶詰31種を、片っ端から炊きまくった33メシが載っております。肉缶(やきとり等)、魚介缶(いわし、赤貝、いか等)、野菜缶(アスパラ等)、おかず缶(煮物等)、あらゆる缶を優しく受け止めるご飯の包容力に今更ながら戦慄(せんりつ)すら覚える内容です。炊いてないのはフルーツ缶とかミツマメ缶くらいでしょうか(でもそのうち炊くかも)。 缶詰の炊き込みご飯にのめり込んだきっかけは、それまで使っていたIH炊飯ジャーがボロくな
私は、1年のうち少なくとも3ヶ月は、海外で恐竜化石調査を行っている。主な調査地は、モンゴル・アラスカ・カナダ・中国、そして日本である。2017年4月には、北海道むかわ町穂別から発見された日本で最初の大型恐竜の全身骨格について、発表をした。全長8メートルのハドロサウルス科という恐竜で、全身の8割以上が揃っている、世紀の大発見だ。私の研究は、それだけではない。恐竜から鳥類への進化の過程についても研究をしている。爬虫類的な恐竜から、鳥型の恐竜へと進化していくそのプロセスに注目しているのだ。脳の進化、消化器官の進化、翼の進化など、「恐竜の鳥化」というものをキャリアのテーマとしている。私だけではなく、世界中の恐竜研究者の成果によって、最近では「鳥は恐竜である」ということが定着してきた。つまり、世界中の鳥類研究者は、“恐竜研究者”ということになる。 * 最初に『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』が出版され
知らないことを知りたい。見たことのないものを見たい。そういう好奇心がなくなったら、人生お終いだと思っている。しかし好奇心が生み出す無邪気さは、時に歓喜と絶望の両方を生み出す。そんなことを痛感させられる一冊だ。 かつてNHKスペシャルで放映された「最後のイゾラド 森の果て 未知の人々」を記憶されている方も多いことだろう。イゾラドとは、文明社会と未接触の先住民を言い表す総称である。アマゾン源流域、ブラジルとペルーの国境地帯に住むとされるイゾラドは、部族名や言語はもちろんのこと、今何人いるのかも分からない状態であるという。 番組では、素っ裸で弓矢を持つイゾラドに村人たちが接触する様子が映し出され、その光景には衝撃を受けた。この時に、チョイ役のような感じで登場していたロメウ。彼こそがイゾラドを理解するための重要なキーパーソンであり、本書の主人公だ。 ロメウは、ペルーの先住民・イネ族の出身であった。
キャリコネニュースTOP 社会 三郷市の小学校の読書促進策に批判殺到「担任が児童の読んだ本を把握し個別指導」って本当? 学校「誤解を招いて申し訳ない」 不動産事業を行うハウスコムが運営するメディア「Living Entertainment」に6月29日に掲載された、埼玉県三郷市立彦郷小学校の取り組みが、ネット上で物議を醸している。児童に本を読んでもらうための施策の1つとして、学校の図書館の貸出記録のデータベース化を行い、 「児童ごとの読書傾向を学校側が把握できるようになり、今どんな本を読んでいるのか、あるいは1ヶ月で何冊の本を読んでいるかなどを的確に把握」 していると紹介されたためだ。記事では、児童の貸し出しデータを「担任の先生に配布することで、個別指導を行ったり、時にはオススメの本を推薦することもできる」とも書かれていた。 日本図書館協会の「図書館の自由に関する宣言」では、「読者が何を読
息子と一緒にワークショップに参加しました。 先日の日曜日、息子と一緒に友人がしている私設図書館でのイベント、手作り絵本のワークショップに参加してきました。 今回も、以前に絵本ビブリオバトルに参加させていただいた梟文庫さんでの企画です。 ▼梟文庫さんのHPはこちら。 fukurou-bunko 数名の親子の方が参加され、息子は初めての人たちの中で照れて恥ずかしがっていました。 けれど、絵本を作る間は熱心に絵を描いていました。 色鉛筆や、クレヨン、アクリル絵の具などたくさんの画材を自由に使うことができました。 手を絵の具でベトベトにして、指や紙などで絵の具を塗って。 家では、ここまで大胆にはOKしにくいので、こういう場所があるとありがたい。 息子と一緒に作った絵本『いろんなひかり』を紹介 タイトル:『いろんなひかり』 ホタルとメスのカブトがいました。 カブトがやってきて、仲間になりました。 木
◆ 若い人たちとはまだ今でも会っています ――「『総理のご意向』文書は本物です」と、前文部科学事務次官の立場で告発し、大きな反響を呼んでから1年が経ちましたが、身の回りの環境は変わりましたか? 前川 ずいぶん変わりましたね。特に交友関係が大きく変わったんですよ。今まで付き合っていたいろんな人と疎遠になっちゃって。 ――今までのお付き合いというのは。 前川 政治家とか役人です。もちろんあの後も繋がっている人はいます。文科省の官僚でも審議官以下、若い人たちとはまだ今でも会っています。ポストを気にし始める審議官以上だと、「ちょっと今は前川さんとは会えない」というのはあるでしょうね(笑)。 ――官僚の中でも文部官僚というのは地味で表に出てくる場面がなかなかないと思うんです。そんな中で、前川さんはまさに「異色の官僚」。今回はライフヒストリーを含め、これまでの官僚人生、文部行政の現代史をお伺いしたいと
こんにちは! はじめまして。絵本が大好きなフリーライター、甘木サカヱです。Twitterでは「よく眠りたまに色々考える主婦」という名前で、絵本や猫、ワーキングマザーの日常についてなど日々呟いております。 私の趣味で、絵本が1,000冊以上ある家 もともと絵本が好きだった私。2人の子どもが産まれ成長するごとに蔵書は少しずつ増え、いつしか1,000冊を超えました。1,000冊を超えてからは恐ろしくて数えることを止めました……。 しかし、毎日違う絵本が読めるほど蔵書がある環境でも、子どもは自分のお気に入りの本を見付け、同じ本を繰り返し「読んで!」と持ってきます。 我が家の子どもたちは、もう12歳と9歳。絵本を読む頻度はだんだん少なくなってきましたが、これまで浴びるように絵本を読んできた2人が、成長の過程で何度も何度も読んだ本を「子どもの“相棒”となった絵本」「読むとほっとする絵本」「図書館では借
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 『別冊少年マガジン』で連載中の、『100万の命の上に俺は立っている』(原作:山川直輝、漫画:奈央晃徳)の単行本第5巻が6月8日に発売されます。これを記念して、講談社は同書の内容を全て収めた「ワケあり無料版」を公開(リンク先は6月8日オープン)。「ワケあり」とはどういうことかと見てみると……ああっ、絵が全部いらすとやのフリー素材になってるーっ! ワケあり版(左)と正規版(右)のイメージ。タッチが違うだけで内容はだいたいあってる 巨大なオークまでいらすとやタッチに。描き下ろしてもらったのかと思ったら…… 2年前からあるオークの素材でした。いらすとやおそるべし この無料版は、講談社といらすとやの正式なコラボレーション企画。異世界で人間がモンスターと壮絶な戦いをくり広げる原作を、いらすとやのかわいらしいイラストに差し替えて表現しています。
土曜の 22:00 より、J-WAVEでやっている「BOOK BAR」が本になった。 ナビゲーターは杏&大倉眞一郎、2人がお気に入りの一冊を紹介する番組で、10年以上も続いているのに、本になるまで知らなかった。 どんな本が紹介されるのか、さっそく目次を眺めてみると、これが見事にバラエティ豊かで面白い。いわゆる平積みされている「売れセン」を外しつつ、文芸、エッセイと肩の凝らないものから、硬めの翻訳モノ、文学、ドキュメンタリーが並んでいる。 たとえば、ポール・ディヴィス『幸運な宇宙』を大倉が紹介する。 マルチユニバースやビッグバン仮説を解説するポピュラーサイエンス本なのだが、ミソは「幸運な」にある。すなわち、宇宙物理学を深堀りすると、宇宙そのものが「人間にとって」非常に都合よくできあがっている事実に突き当たる。よくある人間原理の話になるだろうなぁと追っていくと、杏が小学生のときに見た屋久島の星
やばい、遅刻だ! 必死で走る私。バッグの中には、『ほぼ命がけサメ図鑑』。 その日私は、世界でただひとりのサメ専門ジャーナリスト(シャークジャーナリスト)であり本書の著者でもある、沼口麻子さんと会う約束をしていた。が、池袋駅前で道に迷ってしまっていた。 サメ――海に行ってもお会いしたくない生物の代表格。「凶暴な海のハンター」というイメージをもつ人も多いことだろう。 ところがそのサメを追い求めて、サメの情報発信を生業としている女性がいる。しかも、6年がかりで執筆した本『ほぼ命がけサメ図鑑』は発売後わずか5日で重版したというではないか! 『ほぼ命がけサメ図鑑』は、サメの生態など科学的な紹介から料理など人との関係、サメQ&Aに研究現場の紹介などなど、内容盛りだくさんのサメへの熱い想いにあふれる一冊である。 これはもう、著者に会ってみたいと思わないほうが、おかしいのではないか。 時間ぎりぎりに、汗だ
絵本あるある はやくいいたい「ページ数の割に高くないか?」って思う。失敗したくないから、自分が子供の頃に読んでもらった絵本とか、ベストセラーを買いがち。で、「案外反応よくないな?」ってなる。 いや、実際のところ、ベストセラーはやっぱりすごい。こどもの感性にピッタリフィットした場合、誇張抜きで100回ぐらい読むから「これで1,000円? 激安やな!」って思うんです。 うちのこどもの場合だと だるまさんシリーズ(かがくいひろし)いないないばああそび(木村裕一)やさいさん(tupera tupera)おててがでたよ(林明子)きんぎょがにげた(五味太郎)はらぺこあおむし(エリック・カール)からすのパンやさん(かこさとし)ぐりとぐら(中川李枝子、山脇百合子)(通年で)こどものとも012シリーズ以上、1歳から2歳の成長過程でこどものハートを盗んだ順。このへんは、もう、ほんと聖書と書いてバイブル。 一方
「アダルトグッズメーカーが介護の分野に進出」と聞いて、あなたは何を思うだろうか。いったい誰がアダルトグッズを使うのか。単なる話題づくりではないか。さまざまな疑問や違和感を覚える人も多いのではないだろうか。しかし現場を取材してみると、そこに横たわっていたのは、高齢化が進む一方でなかなか正面から話す機会がない「高齢者の性」の重い現実だった。(科学文化部記者 国枝拓) 「アダルトグッズメーカーが介護事業者と提携することになった」 取材先から知らせを受けた私は、正直、驚きと戸惑いを隠すことができなかった。 介護を受ける高齢者にとってアダルトグッズは縁遠いものと感じたからだ。 しかし、話を聞いてみるとメーカー側も介護事業者側も大まじめなのだという。なぜそのようなことになったのか、話を聞かせてもらうことにした。 訪れたのは、全国で入浴に特化したデイサービスを展開する介護事業者「いきいきらいふ」。 その
文 土門 蘭 Photo by Kyohei Yanashita 「無人島に持っていくなら何にしますか?」 就職活動中、ある会社の面接でそう聞かれた。面接官は2名で、学生は3名。わたしはいちばん左の席で、いちばん初めに答える学生だった。 わたしはとっさに「辞書です」と答えた。 「辞書?」 面接官が目を丸くする。 「はい、できるだけ分厚い辞書を……読み終えるのにすごく時間がかかりそうな」 わたしはしどろもどろになりながら答えた。 「それだけ言葉があれば、そこに無人島で暮らす自分の感情を表す言葉が、どこかに載っているかもしれないので」 答えながら、真っ黒なリクルートスーツの袖を握る。手のひらがじっとり汗ばんでいた。面接官はにっこり笑って、隣の人に目線を移した。 § 幼い頃から、本が好きだった。読んだり書いたりしながら、これまでのたくさんの時間を過ごした。 昔から、自分は「生きる」ことが少し苦手
「作者の気持ち」「筆者の主張」は太字で強調――。本文の重要部分を分かりやすく示した中学生向け横書き国語教科書「パイロット版:目新しい国語」(勤墾館)が教育関係者の注目を浴びている。 「目新しい国語」は、「ITと国際化時代に対応した全く新しい国語教科書」を目標に、IT教育の専門家ら20人が監修。「パイロット版」として3月に発売した。 従来の国語教科書と大きく異なるのは、横書き表記と本文の重要部分を太字で強調した点だ。今日、インターネットのウェブサイトのほとんどで横書きが使われていることや、日常語にアルファベットが増えている状況から「縦書きは非合理的になりつつある」と結論付け、横書きを取り入れた。 また、論説文では段落内で最も重要な部分を、物語文では登場人物や作者の心情が最もよく表れている部分をそれぞれ太字で強調。太字を読むだけで大意をつかめるようにした。さらに収録作のほとんどで、文中の不要な
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