june_tさんのエントリ「神戸大学・新聞記事文庫」経由で、神戸大学付属図書館デジタルアーカイブのサービス、「新聞記事文庫」を知る。 神戸大学経済経営研究所で、明治末から昭和45年まで、新聞の切抜きをストックしていたものがもとになっている。冊子形態のほかマイクロフィルムで保管してきたものを電子化し、検索可能にして、電子ネットワークで公開している。 という由来なので、もちろんコンテンツは経済関係のものに限られてはいるのだが、試しに1937年のものを斜め読みしてみると当然のことながら戦争の影響を見てとることができる。例えば東京朝日新聞は12月3日から28にかけて全15回で「戦時経済行進譜 統制強化の一年」と題した連載を掲載している。また読売新聞の12月22日〜24日、「支那法幣は何処へ行く (上・中・下)」は次のような書き出しで始まる(旧仮名遣いを新仮名遣いに改めた)。 一九三五年十一月イギリ