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■ 「校庭」を芝生張りにする学校が増えているのだそうである。昨日のNHKニュースでも繰り返し報じられていた。こういう記事も、見つかった。 □ 長野・南牧村の小学校が全面芝生に。運動会を裸足で(長野) 南牧村の村立南牧北小学校の校庭が2学期から芝生に変わった。砂を敷いたトラックとフィールドの走路・着地部を除き、鮮やかな緑が約0・5ヘクタール広がる。遊具があるコーナーも含め、隅々まで芝が生えそろう。村によると、全面芝生の校庭は県内初という。93人の児童は、はだしで校庭に出て、心地よい素足の感触を楽しんでいる。(新開収) 全面の芝生は村が2200万円をかけて整備した。今春、4種類の洋芝の種を混ぜてまき、1学期中かけて成長させた。スプリンクラー6基も備えており、芝の管理は業者の担当だが、児童らも草取り手伝うなどして校庭の手入れを行う。 冬の気温が氷点下20度を下回ることもあるが、この芝は枯れること
別に日教組を批判するのは構わない。歴史的に見れば、戦後教育の問題の一旦を担ってきたのは確かだ。ただ直近起きている教育の諸問題は組織率30%以下になった日教組のせいにするのがムリがあり、もっと冷静な問題判断が必要だ。 ところが、どういう訳か、弱体化した組織をムリに巨悪化してシャドーボクシングを繰り返す勢力が少なくない。典型的なのが古い右派だ。彼らは日教組が強大な力を持っていた時代のイメージを未だに引きずっており、教育問題となると反射的に日教組のせいにすればいいという習慣から抜けきれない。また最近右傾化した若者が、こういう古い右派の書いた本を受け売りする。 未だに教員=ほとんどが日教組だと思っている人たちは、自然と教師批判をはじめる。彼らの頭の中では、教師を叩くこと=サヨクを叩くことなのである。そして、教師にいい思い出のない暗い青春時代をおくった人たちが教師バッシングに付和雷同する。 また教育
十七日の衆院教育再生特別委員会で、日本共産党の石井郁子議員が取り上げた日本青年会議所作製のDVDアニメ「誇り」。文部科学省が委託研究事業としているその内容は、日本の侵略戦争と植民地支配を正当化する言葉があふれています。 「愛する自分の国を守りたい、そしてアジアの人々を白人から解放したい。日本の戦いには、いつも、その気持ちが根底にあった気がする」。靖国神社の鳥居の前で、過去から来た青年がこう語ります。「戦後その思いは打ち消され『悪いのは日本』という教育がおとなにも子どもにも施され、しょく罪意識だけが日本人の心に強く焼き付けられてしまった」 子どもに影響 DVDでは青年の語りを通して、「日本は自国を守るためにやむをえず戦争した」「アジアを解放するための戦争だった」との主張が繰り返されます。朝鮮半島や台湾については「植民地支配」という言葉はなく、「日本はこれらの国を近代化するために道路を整備した
教育の失敗という教育神話 http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20061130/1164862723で紹介した広田照幸氏の論文からの引用。 青少年の起こす事件をすべて「教育の失敗」とみなす発想は、青少年の生活全体を、大人が管理・コントロールできるし、すべきだという、ある種の社会的な暗黙のコンセンサスがあることを意味しているのではないだろうか。 会津若松の事件では、教育の問題として語られるだろう。そこで語られることは、教育が少年の心の闇を作り出した。つまり、教育の失敗が今回の事件を生み出したのだということ。そして、その後に必ず奇妙なことが起こる。少年の心の闇を作り出したはずの教育によって、今度は少年たちの心を闇から開放しようとする。いわゆる「心の教育」が主張される。 広田氏が「教育の失敗という教育神話」と呼んでいるのは、教育の成功・失敗のどちらにしても、教育によって
とりあえず、AERA 2007年5月14日号の見出しから。 裏・教育再生会議が始動−本家に果たし状!? http://www.excite.co.jp/News/magazine/MAG18/20070507/73/ 自民党の若手衆議院議員6人(河野太郎会長・後藤田正純副会長・山内康一事務局長・上野賢一郎・橋本岳・篠田陽介)が、「マネジメントの観点からの教育再生研究会」を結成したことを報じています。「裏〜」というのも週刊誌見出しのネーミングではなく自認しているものだそうで、はっきりと本家への批判意識が現れています。正式な批判文は「世界」6月号に掲載されているようですが、こちらはまだ読んでいません。とりあえず雑誌サイトから執筆者のメッセージを。 岩波書店『世界』 第766号 執筆者からのメッセージ http://www.iwanami.co.jp/sekai/2007/06/106msg.h
国会で審議中の「教育職員免許法及び教育公務員特例法改正案」について、明日の特別委員会で質問を用意している。教育改革国民会議の「ダメ教師は教壇に立たせない」という「免許更新」を、文部科学省はややソフトに教員のスキルアップやリニューアルのために新たな知識を身につけてもらうためとしている。ただし、10年に一度の研修を終えて、修了認定がもらえないと免許は更新されずに、教員は自動的に失職となる。さらに研修実績や学校運営に貢献していると目される教員は、教育委員会からこの「10年研修」を免除されるという規定もある。教育委員会や校長の顔色を伺うような教員が増えるのではないか。 さらに、110万人いる幼稚園から高校までの現職教員も、この法案が成立したら年次を指定されて、平成23年度から何年かかけて「更新講習」が義務づけられるという。これから10年後ではなく、いくつかのグループに分けて4年後から「更新」を迫る
沖縄での軍の命令による住民の集団自決の記述が、教科書検定に引っかかり、修正を求められた。「軍の命令」があったかどうかは現在係争中の事件もあり、確認しがたいから、状況に迫られて集団自決が行われたこともあった、というふうに書き直せと、業者は指示された。しかし係争中のこの事件で仮に隊長が命令していなかったとしても、他の大小様々の事件において、軍の命令なしに住民が自発的に集団自決した、ということにはならないだろう。それに、この事件においてでさえ、当時の軍民間の力関係の差を考慮すれば、住民が全く自発的に集団自決したとは言い切れないだろう。 ところで、1955年の検定では、軍の命令による住民の集団自決を記述せよ、という指示が行われたことも、ここで想い出しておこう(日高六郎『私の平和論』岩波新書)。この指示には次のような背景があった。ハワイ在住経験のある沖縄の一住民を、軍がスパイ容疑で処刑した。実際は彼
NHKスペシャル | 学校って何ですか教育関係の討論番組には珍しく、とても有意義な内容だったと思う。基本的には、時間がたっぷり取られていた(一時間半)のと人選*1が成功していたのが大きい気がする。教育再生会議がモロだけど*2、教育について語る「有識者会議」の多くがダメダメなのは、この手の会議に呼ばれがちな人々が自分の経験に基づいた話しかしないからだと思っている。例えば、こういった方々である。名称特徴備考教師自分の教室の話しかしない自分の指導経験や日頃の不満の話に終始し、もっと大きなフレームに目が向かない文化人自分の生き様の話しかしないたいてい「波乱万丈」だったりする。そして「俺の若い頃は〜」とか言い出す大学教授自分の専門科目の話しかしない各々が自身の専門(数学者なら算数)へのリソース割り当てを要求するので収集が付かないこういう面々に好きに語らせると、「〜力(りょく)」だの「〜への愛」だのと
教育基本法改正案が残念ながら通ってしまいましたが、安倍首相などが良く使うので、嫌でも新聞とかネットで目に入る「教育再生」の言葉が、今更ながら気になってきました。「教育改革」という言葉はあまり気にならないんですけど。 「再生」というからには、前に「生きていた」状態があるという事ですよね。「教育再生」という事は、以前には、望ましい教育がされていた、教育が「生きていた」という事なんでしょうが、それって一体何時のことよ? 日本教育再生機構のホームページを見たら、八木理事長の「今、私は明治の初年に明治天皇が示された「五箇条の御誓文」の精神に立ち返ることを提唱したい。」の挨拶とともに、御誓文が書かれた画像が載っているけど、もしやその時代? どんなに古くても教育勅語ぐらいまでかと思ってたけど、そこまで戻るの? 日本教育再生機構のホームページを続けて読んでいると、「教育再生から日本の再生へ」という言葉が使
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「愛情を込めて作った料理は、おいしい」 この言葉は、食べる人が作る人への感謝の言葉であって、愛情を込めた料理が本当においしいとは限りません。これは園芸職人が「精魂込めて花を育てれば、必ず綺麗になる」とはまず言わないのと同じです。腕の立つ園芸職人は、花をどのようにして育てれば綺麗になるのかを、理論と経験から熟知しているものです。 聡明な読者の方にあえて言うまでもありませんが、料理にしても園芸にしても愛情は必要なものですが、それさえあれば済むような十分なものではありません。むしろ愛情に酔いしれて、冷静な状況判断ができなくなる危険性さえあります。特に教育の場合の愛情は、注意が必要です。 教育熱心の親御さんというのは、古今東西います。教育に無関心な親
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