<「男らしさ/女らしさ」が家事分担の最大の決め手になっている。同性カップルにまで付きまとうジェンダーの呪縛> 家庭で本物のガラスの天井が壊れたら、破片の後始末は男女どちらの役目か。最近の調査によれば、ほとんどのアメリカ人は女性の役目と考えている。 米インディアナ大学博士課程のナターシャ・クワドリンらは1025人を対象に調査を実施。職業、所得、趣味などの異なるさまざまな異性・同性カップルのパターンを例示した上で、各カップルの家事分担を決めさせた。その結果、女性のほうが男性より収入が多い場合でも、回答者は女性により多くの家事(特に掃除、料理、育児など昔ながらの「女の仕事」)を割り振った。75%が買い物、料理、洗濯、掃除は女性の役目と答え、90%近くが車の整備や屋外の雑用は男性の役目だと回答した。 【参考記事】家事をやらない日本の高齢男性を襲う熟年離婚の悲劇 男女の家事分担のステレオタイプは非常