Twitter Facebook B!Bookmark 五輪では女子選手の参加が増加し、今や半々に迫ろうとしている。その裏では、女性ならではの問題も存在する。例えば、思春期に訪れる生理も、その一つ。「THE ANSWER」では「女子選手とカラダ」について考える新連載を開始。第1回は「体操選手と思春期」。幼少期から打ち込み、10代でピークを迎えるといわれる競技において、女子選手はどんな悩みを抱えているのか、元日本代表選手の体験談をもとに迫った。
3カ月ほど前にテレビ局の記者から届いたメールは「若い女子アスリートの無月経と疲労骨折について」の取材の申し込みだった。「何をいまさら」というのが最初の感想だった。 私は日本記録を連発していた10代の頃、体脂肪率を8%まで絞り込み、無月経の期間が2年半ほどあった。成長期に無月経になり、骨の形成に必要な女性ホルモンの分泌が抑えられたのだ。月経があるようではまだまだ練習が足りないといわれていた時代だったので、気にもせずに練習を続けていた。 しかし、その影響は大きかった。競技生活後半は脚に痛みがないときのほうが少なく、28歳で引退し、精密検査すると、脚に7カ所の疲労骨折がみつかった。 そのことがいまにも倒れそうな写真とともに新聞の社会面に大きく掲載され、骨密度が65歳の女性並みだということも書かれたため、「これで(結婚と)ますます縁遠くなったわね」と母が悲しんだことを覚えている。でも、その時にこれ
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