以前こんな記事を書いたことがあります。 「社員全員Excel経営」で名高い、ワークマン社のサクセスストーリーを論評したものです。2012年にCIOに就任した土屋哲雄常務のリーダーシップのもと、取引データの完全電子化を皮切りに「全社員がExcelを使いこなして数字とデータで経営する」戦略へと移行し、社内のExcelデータ分析資格を一定以上取得しないと管理職に昇進できないとか、はたまた幹部クラスの企画・経営会議ではデータに基づかない議論や提案は相手にすらされないとか、「Excelを社員全員が使えるようになるだけでもここまで企業カルチャーは変わり得るのか」という事例のオンパレードで、関連記事や書籍を読んでいて舌を巻いたのを覚えています。まさしく「ワークマンのすごいデータ活用」だったのです。 一方、個人的に強く印象を受けたのが土屋常務が様々なところでコメントしていた「我が社には突出したデータサイエ
0. はじめに 前回に引き続き連載ネタ第2弾です。 今回は前回の成果物を使ってPythonでGUIアプリを作成してみようと思います。 TkinterというPythonの標準GUIライブラリでもいいのですが、はっきり言ってPySimpleGUIの方がいいと感じたので、今回はPySimpleGUIを使用したGUI作成をやっていきます。 【第1回】Pythonで簡単に日本語OCR ※前回記事 【第2回】PythonでオリジナルGUIアプリを作成 ←今回はこの記事 【第3回】Pythonで作成したアプリをexe化して配布する 動作環境 OS : Windows10 pro Python : 3.8.3 PySimpleGUI :4.55.1 Tesseract : 5.0.0 (OCR部分) pyocr : 0.8 (OCR部分) jupyter notebook 1. どんなアプリを作る? 前
2021年も数多くのプログラミングやPythonを扱った素晴らしい書籍とたくさん出会いました. 私はリアルの本屋さんに行くのがとても好きで(ECの本屋さんも好きですが), 技術書のコーナーには必ずと言っていいほど足を運ぶのですが, 年々「Python」というラベルが付いた棚の領域が広がっている気がします. プログラミング初心者でPythonからやりたいけど何から読めばいいのか🤔 実務に役立つような参考書籍ってどうやってみつければいいかわからない😇 よりビジネスに役立つ, 実践的な事例をしりたい💪🏻 という, 割とありそうなニーズにお応えすべく, 2022年いや, 今この瞬間に読んでおきたい・抑えておきたいPython関連書籍をまとめました! 2011年頃からPythonを使って仕事をし始め, 今もエンジニアリングからコンサルティング, マネジメントをやっている私独自の視点で, オス
東京大学がちょっとびっくりするくらいの超良質な教材を無料公開していたので、まとめました Python入門講座 東大のPython入門が無料公開されています。scikit-learnといった機械学習関連についても説明されています。ホントいいです Pythonプログラミング入門 東京大学 数理・情報教育研究センター: utokyo-ipp.github.io 東大のPython本も非常にオススメです Pythonによるプログラミング入門 東京大学教養学部テキスト: アルゴリズムと情報科学の基礎を学ぶ https://amzn.to/2oSw4ws Pythonプログラミング入門 - 東京大学 数理・情報教育研究センター Google Colabで学習出来るようになっています。練習問題も豊富です https://colab.research.google.com/github/utokyo-ip
指針 厳密解法に対しては、解ける問題例の規模の指針を与える。数理最適化ソルバーを使う場合には、Gurobi かmypulpを用い、それぞれの限界を調べる。動的最適化の場合には、メモリの限界について調べる。 近似解法に対しては、近似誤差の指針を与える。 複数の定式化を示し、どの定式化が実務的に良いかの指針を示す。 出来るだけベンチマーク問題例を用いる。OR-Libraryなどから問題例をダウンロードし、ディレクトリごとに保管しておく。 解説ビデオもYoutubeで公開する. 主要な問題に対してはアプリを作ってデモをする. 以下,デモビデオ: 注意 基本的には,コードも公開するが, github自体はプライベート そのうち本にするかもしれない(予約はしているが, 保証はない). プロジェクトに参加したい人は,以下の技量が必要(github, nbdev, poetry, gurobi); ペー
新型コロナ禍が我が国の政治の深刻な問題をあぶり出しています。一市民としては支持する政治家を本腰入れて検討しなければいけません。 個人的な問題意識は主に「労働」と「財政」にありますので、これらの問題に積極的に取り組んでくれる方がいいです。今回のコロナ禍でこの2つは本当に切実な問題になりました。反対に「脱原発」とか「改憲」はやめてほしいかな……「財政再建」とかも当然ムリ!あ、もちろん国政の話です。 そんな訳でデータの力で問題意識の合う現職国会議員を探してみました。使うのはみんな大好きPython3 on Google colab(Jupyter notebook)です。技術的な話を飛ばして結論だけ見たい方はこちらからどうぞ。 やったこと まずはTwitterをやっているすべての現職国会議員のTweetを一人当たり最新1000件ほど取得します。現職国会議員のアカウント一覧は国会議員いちらんリスト
はじめに 2020/8/12に発売されたImpractical Python Projects: Playful Programming Activities to Make You Smarterの日本語訳書である、「実用的でないPythonプログラミング」をひょんな事から献本していただく事になった。(訳者が同僚である) 実用的でないPythonプログラミング: 楽しくコードを書いて賢くなろう! 作者:ヴォーン,リー発売日: 2020/08/12メディア: 単行本 ありがちなプログラミング初学者向けの本から1段上がった中級者向けの良い本だと感じたので、当ブログでたまにやっている筆者、訳者に媚びを売るシリーズの一貫として、感想を記す。 書籍の概要 「実用的でないPythonプログラミング」は、想定する中級レベルのアルゴリズムの問題を例に取り、Pythonでの美しいコードの書き方や、コンピュ
PDFのページ抜粋、結合、重ね合わせのようなPDFのページ操作ならば、PythonでPyPDF2を利用すれば簡単にプログラミングできます。例えば、フォルダ内のPDFを1つにまとめるプログラムなどがすぐに作れます。 しかし、PDFの中身のテキストをプログラムで読み取るのは大抵一筋縄ではいきません。日本語や帳票であればもっと難易度が上がります。 この方法ならどんなPDFでも大丈夫という決定版はありません。目的や原稿のPDFの状態により、適した方法を選択する必要があります。今回はその候補となる方法を紹介します。 本記事の目次 PyPDF2 pdfminer.six Apache Tika Tesseract OCR 最後に PyPDF2 PyPDF2 でもテキストを読み取れます。PyPDF2は以下のようにpipでインストールできます。 pip install PyPDF2 以下のようにextra
PDFは扱いにくい PDFファイルをPythonで扱うのは大変です。 表がPDFの中に埋め込まれているケースも割とあります。 例えば 平成30年 全衛連ストレスチェックサービス実施結果報告書の中にはたくさんの表データが埋め込まれています。 例えばファイルの40ページの【表14 業種別高ストレス者の割合】を抜き出したいと思ったとします。 この表を選択して、Excelにコピペしてみましょう。 コピーして、Excelに貼り付けます。 おや?うまくいかないですね。 1つのセルの中に、全部のデータが羅列されてしまっています。 実はPythonを使ってこのPDF中の表を比較的簡単にcsvやExcelに変換することができます。 PythonでPDFの表をcsvに PythonでPDF内の表(テーブル)をcsvやexcelに変換する手順は2ステップです。 ステップ1. PDFから表をpandasのData
目次 PDF形式のデータから、テキストを抜き出す Pythonで使えるPDFライブラリ比較 pdfminer.six pdfminer.six付属のツールpdf2txt.py pdfminerを使ったPythonプログラム シンプルなレイアウトのPDFで試す 2段組みの複雑なPDFで試す 結論:プログラムのインプットにPDFは不適 理由1:うまくいくPDFとうまくいかないPDFがある 理由2:特にうざい2バイト文字が化ける問題 PDF形式のデータから、テキストを抜き出す PDF形式のデータから、テキストを抜き出して、何か処理する時のインプットデータにできないかと試してみた結果のご報告です。 一口にPDFと言っても、様々なバージョンがあります。 暗号化もできます。 ja.wikipedia.org そいういうバリエーションを吸収しないといけないなどと考えると、プログラミングでデータで使うには
PyOCRのインストール TesseractをインストールしておけばコマンドからOCRを実行できる状態になりますが、Pythonのライブラリから操作するとさらに使いやすくなります。 ここでは、PyPIで公開されている 「PyOCR」というライブラリを利用します。インストールは以下のようにpipで簡単にインストールできます。 > py -m pip install pyocr # または環境に応じて以下のコマンドを用いる > python -m pip install pyocr > python3 -m pip install pyocr PyOCRをインストールすると画像処理を行える「Pillow」というライブラリも一緒にインストールされます。 OCRを行うサンプル画像 Tesseractの確認テストでは背景がないシンプルな画像を使いましたが、ここでは背景に模様がある画像を用います。OC
BeautiflSoup4でスクレイピングして要素を抽出するときに、よく使うセレクタをチートシート的にまとめておく。 BeautifuSoup4の使い方 スクレイピングする時にBeautifulSoup4を使うことは多いと思い。よく使うAPIやセレクターの記述方法をまとめます。 ちなみに、よく忘れてしまって「どうするんだっけ?」となるんですが、BeautifulSoup4ではxpathを使ったセレクタは存在しない。urlをわたしてHTTPリクエストを投げてくれるような機能はない。 インストール beautifulsoup4 もしくは別名の bs4でpipからインストールする。 ※ pip install BeautifulSoupとすると古いBeautifulSoup3になるので注意。 $ pip install beautifulsoup4 or $ pip install bs4 Be
PythonによるWebスクレイピングの実践入門を書きたいと思います。 概論的なところは除いて、フィーリングで理解していくスタイルで行きたいと思います。 ※追記 本記事は少し難しいやり方をとっていますが、学習すると言う意味ではとても価値あるものだと思います。 本記事を読み終えた後はこちらのテクニック編をご覧になるとサクッと出来たりします。 Python Webスクレイピング テクニック集「取得できない値は無い」JavaScript対応 やること 最終的には「1時間ごとに日本経済新聞にアクセスを行いその時の日経平均株価をcsvに記録する」 プログラムを組んでみたいと思います。 注意 注意事項です。よく読みましょう。 岡崎市立中央図書館事件(Librahack事件) - Wikipedia Webスクレイピングの注意事項一覧 何を使うの? 言語:Python 2.7.12 ライブラリ:urll
こんにちは、業務自動化ツール開発担当の吉池(@valmore_myoshi)です。 毎日の仕事で使わない日がないといっても過言ではないアプリがブラウザです。わからないことを検索したり、Webアプリを業務に導入されている方も少なくないでしょう。 そんなブラウザ操作もルーチン化していれば自動化が可能です。一度手順を決めてしまえば手動で操作するよりも早く、正確に実行できます。 そこで、本記事ではPythonを使ってブラウザ操作を自動化するSelenium WebDriverの使い方を解説します。ブラウザ作業に時間をかけている方はぜひ参考にしてください。 Seleniumとは? Seleniumとは、ブラウザ操作を自動化するツールです。公式サイトをご覧いただくとわかるようにSelenium WebDriverとSelenium IDEの2つの種類があります。 Selenium WebDriverは
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