インフルエンザの季節はすぐそこです。それは病原菌の季節でもあり、人類は不毛な戦いを繰り広げることになります。 細菌がどこにあるのか正確に知ることができれば素晴らしいですが、アリゾナ大学の研究者は、それに次ぐ素晴らしい成果を上げました。細菌が1日の間にどのように広がっていくかを追跡調査したのです。 病原菌はあっという間に広がる 研究者は、80人が働くオフィスビルにおいてこの実験を行いました。「研究者は、ビル入り口の、押し開けるタイプのドアをバクテリオファージMS-2と呼ばれるウイルスで汚染しました」と、Wall Street Journalは報じています。「MS-2はヒトに感染しませんが、風邪や胃腸のインフルエンザを引き起こすウイルスと似た形、サイズ、生存力を有しているのです」 では、ウイルスは最初にどこへ向かったでしょう? 答えは、休憩室です。2時間後には、コーヒーポット、電子レンジのボタ