■どんなもめごとも ことばの力をつくせばしずまる 東京裁判3部作など日本人の戦争責任と向き合った戯曲に取り組み、護憲を訴える「九条の会」の呼びかけ人も務める作家の井上ひさしさんが、憲法の前文と九条をやわらかなことばで訳した『子どもにつたえる日本国憲法』(絵・いわさきちひろ)を刊行した。「自分に言いきかせるつもりで書いた」文章には、井上さんがとらえた憲法の精神が込められている。 例えば、交戦権を否認した九条の後半はこう書かれている。 「どんな国も自分を守るために/軍隊を持つことができる/けれども私たちは/人間としての勇気をふるいおこして/この国がつづくかぎり/その立場を捨てることにした/どんなもめごとも/筋道をたどってよく考えて/ことばの力をつくせば/かならずしずまると信じるからである/よく考えぬかれたことばこそ/私たちのほんとうの力なのだ/そのために、私たちは戦(いくさ)をする力を/持たな
近日中に成立するであろう安倍新政権では、教育改革をひとつの目玉にするらしい。「美しい日本」を実現するために最も大切なもの、ということなんだろう。なるほど。「美しい日本」は「美しい日本人」がいて初めて成立する。教育はその要だ。考えてみれば、これまでの教育など、なきに等しかった。今こそ徹底的な教育を施して、一から叩き直さなければ。 誰をって?決まってるじゃない。大人を、だ。 学校の教員たちは認めたがらないだろうが、そろそろはっきり認めておいたほうがいいように思う。いっちゃなんだが、教育において、学校やその教員のできることなど、本当に限られている。少なくとも、知識以外の教育についてはそうだ。確かに世の中には、夜回り先生やらヤンキー先生やらといった、非常に立派な先生方がいらっしゃって、そういう人は多くの迷える子供たちを絶望の淵から救い、希望の種を植え付け、その後の人生を大きく変えてしまうような、大
村上世彰の政治舎弟・松井孝治は少なくとも公認取り消しぐらいにはなったかと、民主党のHPを見たら、民主党の未来世代応援計画というものがアップされていた。 児童手当の増額以外の政策内容は非常にいい。保育所に関しては初めて保育所スタッフの質を支える人件費問題に言及してくれた。また保育所をすべての子どもたちの居場所に統合していくビジョンも示し、大きな枠組みとしてはそうとういいものができていると思う。イラストがわたせせいぞう風で嫌だが、継ぎ接ぎだらけで政治的牽制球だらけの与党の少子化対策よりずっとよい。 ところがこの応援計画の精神とまったく反するような、民主党は愛国心教育基本法の宣伝全国行脚を行なう。その矛盾をどう整理しているのかわからない。 愛国心教育、宗教教育、私学の建学の自由の尊重、またそれに相反するような学校教育の国の責任という。学校法人と宗教団体に利権や得点をばらまいて、その請求書を国の責
東京都教育庁が入居する新宿・都庁第二庁舎で、卑劣なテロ事件が連続して発生している。同庁が警視庁新宿署に届け出たことで23日までにわかった。当局は「ゆかいな犯行」として犯人のゆくえを追っている。 テロが起き始めたのは「国旗・国歌強制は違憲」とする東京地裁判決が出た21日ごろ。何者かが教育庁フロア内の男女トイレに忍び込み、 「個室ドアの裏側に“日の丸”を貼り付ける」 凶行を繰り返しているとのこと。“大”を済まそうと個室に入った職員がドアを閉めてリキんだあと、目の前に国旗が掲揚されていることに気づき、慌てて起立して悲劇を呼ぶ…という被害事例が相次いで報告されている。 ここ3日間で教育庁および教育委員会関係職員が被った被害総額は、掃除代・消臭作業費・ズボンのクリーニング代あわせて50万円を超えるという。 都教育委員の米長邦雄氏は23日、泣きそうな顔で緊急記者会見に臨み、 「国旗への敬意を悪用した、
以下は、国旗掲揚、国歌斉唱に関する米国の裁判判例及び諸外国の実態です。 情報提供は、藤森修一氏です。 ■アメリカでの判例 1943年 バーネット事件 連邦最高裁判決 「国旗に対する敬礼および宣誓を強制する場合、その地方教育当局の行為は、自らの限界を超えるものである。しかも、あらゆる公の統制から留保されることが憲法修正第1条の目的であるところの、知性および精神の領域を侵犯するものである」(ウエスト・バージニア州 vs エホバの証人) 1970年 バンクス事件 フロリダ地裁判決 「国旗への宣誓式での起立拒否は、合衆国憲法で保障された権利」 1977年 マサチューセッツ州最高裁 「公立学校の教師に毎朝、始業時に行われる国旗への宣誓の際、教師が子どもを指導するよう義務づけられた州法は、合衆国憲法にもとづく教師の権利を侵す。バーネット事件で認められた子どもの権利は、教師にも適用される。教師は、信仰と
野党、「格差」「歴史認識」で安倍総裁を追及姿勢 2006年09月20日19時04分 安倍官房長官が自民党新総裁に選ばれたことについて、野党各党は20日、格差是正の具体策や安倍氏の歴史観について追及していく姿勢を鮮明にした。 民主党の鳩山由紀夫幹事長は記者団に対し、格差是正が重要な政治課題だと指摘し、「官房長官だった小泉内閣を否定できない。拡大を是認する政治のまま突っ走っていくのか、今まで聞いている範囲ではあまりにあいまいだ」と述べた。 共産党の市田忠義書記局長は国会内で記者団に「安倍氏では内政、外交の行き詰まりを打開できない。むしろ一層ひどくする。とりわけ『村山談話』での侵略戦争・植民地支配へのおわびと反省を明言していない」としたうえで、「教育基本法改正案や憲法改悪を阻止したい」などと述べた。 社民党の福島党首は国会内で記者会見し「安倍氏は戦後最も戦争に近い自民党総裁。対決に全力を挙げると
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