緊急事態宣言が解除され、街に人が戻り始めた。だが、長期休業していた小売店などでは、接客に追われて在庫管理まで手が回らないことも多い。出版社の東京創元社(東京・新宿)はそうした書店をサポートするため、リモートで書棚のメンテナンスをするサービスを始めた。 東京創元社が2020年6月11日にスタートした「画像で棚メンテナンスサービス」。書店から送られてきた棚の写真や在庫データをもとに、同社の営業部員が欠品などのチェックをする 書店の棚の画像で欠本や変色をチェック 国内外のミステリーやSF小説を刊行する東京創元社が2020年6月11日にスタートした「画像で棚メンテナンスサービス」は、書店の在庫管理を支援するというもの。各書店が同社の書籍を並べた店頭の棚の写真を撮影して専用フォームから送信すると、その画像を見た営業担当者が棚の状況をチェックする。売れ筋商品の欠品や流通終了後に棚に入っている商品を確認