時代小説を中心に多くの作品を発表した直木賞作家の佐藤雅美さんが、7月、静岡県内の自宅で亡くなりました。78歳でした。 平成6年には「恵比寿屋喜兵衛手控え」で直木賞を受賞して注目を集めました。 佐藤さんはその後も「八州廻り桑山十兵衛」シリーズや「物書同心居眠り紋蔵」シリーズなど、江戸時代の史料を深く読み込み、リアルな時代描写を盛り込んだ作品を次々と発表して人気を集めました。 講談社によりますと、佐藤さんは晩年も創作活動を続けていましたが、体調を崩して療養し、ことし7月29日に静岡県伊東市の自宅で亡くなったということです。