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本と翻訳に関するsugimo2のブックマーク (11)

  • 田口俊樹/「解説」に代えて――東江一紀さんの思い出―― ボブ・ラングレー/東江一紀訳『オータム・タイガー 【新版】』解説(全文) : Web東京創元社マガジン

    2016年02月05日16:08 by 東京創元社 田口俊樹/「解説」に代えて――東江一紀さんの思い出―― ボブ・ラングレー/東江一紀訳『オータム・タイガー 【新版】』解説(全文) カテゴリ海外ミステリ 「解説」に代えて――東江一紀さんの思い出 田口俊樹 toshiki TAGUCHI 白状をすると、私はこの名作を今回初めて読んだのだが……いやあ、面白かったあ! スパイ合戦というのは、つまるところ、狐と狸の化かし合いである。スパイ小説ではその化かし合いがどれほど巧妙かが読みどころとなり、さらに狐と狸に交じって読者も一緒にたぶらかしてもらえると、私なんぞにとってはもう申し分のないスパイ小説ということになる。書では途中でツッコミを入れたくなるようなところで、逆にたぶらかされ、最後の最後で、ええっ、そうだったのか! と膝を叩いた。ここまで気持ちよくたぶらかされたら、もう文句はありません。 そう

    田口俊樹/「解説」に代えて――東江一紀さんの思い出―― ボブ・ラングレー/東江一紀訳『オータム・タイガー 【新版】』解説(全文) : Web東京創元社マガジン
    sugimo2
    sugimo2 2016/03/16
    "まるまる直訳すれば「弾丸を一斉に浴びせられて穴ができた壁」だ。それを東江さんはひとこと「あばた」となさった。このひとことで、穴だらけの壁の状態が読者の眼に一気に飛び込んでくる"
  • 険しい翻訳家への道(主にSF)

    いまや翻訳家は絶滅危惧種なのかもしれません。少なくともこれからはフルタイム仕事にするのが難しそうです。

    険しい翻訳家への道(主にSF)
  • 「これ、子どもに通じるかな」――児童書翻訳者は、謎の食べ物をどう訳す?(執筆者・内藤文子) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    第3回読書探偵作文コンクールの応募も締め切られ、現在、審査がおこなわれています。わたしは今年も二次選考をお手伝いさせていただくので、どんな作品に出会えるかと今からわくわくしています。ご応募くださったみなさま、どうもありがとうございました。 さて、10月のやまねこエッセイでは、翻訳児童書に登場するべ物をとりあげようかな……と思っていたら、名古屋読書会のお知らせのこんな一節が目に飛びこんできました。「翻訳ミステリー。それは謎のべ物の宝庫。」 あらら、かぶったか。でもいいですよね、欲の秋だし。それに、子どもののアプローチは、たぶん大人向けの小説とは少しだけちがいます。場面や対象年齢にもよりますが、読者になじみ深いものに置きかえる、といった工夫が昔も今もおこなわれていて、時代とともにうつろう「なじみ深さの度合い」を見きわめようと、翻訳者はつねに頭を悩ませているのです。 まずは有名どころから

    「これ、子どもに通じるかな」――児童書翻訳者は、謎の食べ物をどう訳す?(執筆者・内藤文子) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • 『スティーブジョブズⅠ・Ⅱ』の翻訳について-その1: Buckeye the Translator

    「悲惨すぎる翻訳-『アインシュタイン その生涯と宇宙』」などで先日取りあげたと同じ著者ということもあり、今回の『スティーブジョブズⅠ・Ⅱ』の翻訳については、世間的に多少、取りざたされたりしたようです。今度も機械翻訳で出てくるなんてことはないんだろうねっていうわけです。 験が悪いと思う気持ちはわかりますが……どういう翻訳になるのかに著者は関係ないので杞憂というべきでしょう。 いや、まあ、著者によってはわかりにくい文章を書く人もいれば明快で訳しやすい文章を書く人もいるので、著者によって決まる側面がまったくないとは言いませんが。でもやっぱり、翻訳の質を決める最大の要因は翻訳者であり、そこから大きく下がって次が編集さんでしょう。 あと、今回は「世界同時発売」を実現するため、いろいろと無理をしたのではないかという心配も散見されます。機械翻訳まで行っちゃうなんてことはなくても、人海戦術の共訳なんじゃ

  • スティーブ・ジョブズ氏:伝記翻訳者が明かす日本とのエピソード 「アップル製品に禅の影響」 - 毎日jp(毎日新聞)

    「スティーブ・ジョブズ」(ウォルター・アイザックソン著、講談社)の翻訳者、井口耕二さん=2011年10月岡礼子撮影 米アップルの共同創業者、スティーブ・ジョブズ氏公認の伝記「スティーブ・ジョブズ」(ウォルター・アイザックソン著、講談社)が24日、発売された。同著のほか、「アップルを創った怪物 もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝」(ダイヤモンド社)などの翻訳者でもある井口耕二さんに、翻訳する中で印象に残ったジョブズ氏と日とのかかわりや、家族のエピソードを中心に紹介してもらった。【まとめ・岡礼子】 ◇禅への傾倒ぶりはかなりのもの もともと、禅に傾倒したのは、60~70年代のアメリカ西海岸で東洋思想の流行があって、興味を持ったということのようだ。若気のいたりで「かじってみた」という人も多いと思うが、彼(ジョブズ氏)はかなりまじめにやった。永平寺(福井県)に行って、出家しようとまで考えたとい

  • 「紙ばさみ」というと何?

    越前敏弥 Toshiya Echizen @t_echizen 訳語に迷っているので、ちょっとアンケート。お時間のあるかた、番号だけでも答えていただけると幸い。【質問:「紙ばさみ」と聞いたとき、以下の3つのどれをまず思い浮かべますか?】 (1)紙を中に入れておくフォルダー状のもの (2)紙をはさむクリップのたぐい (3)紙を切るはさみ 2011-10-12 22:24:10 φ @B_Stranger ⑵ RT @t_echizen: 訳語に迷っているので、ちょっとアンケート。【質問:「紙ばさみ」と聞いたとき、以下の3つのどれをまず思い浮かべますか?】 (1)紙を中に入れておくフォルダー状のもの (2)紙をはさむクリップのたぐい (3)紙を切るはさみ 2011-10-12 22:26:12

    「紙ばさみ」というと何?
  • こんな本を読んで、こんな本を訳してきた(その3)(執筆者・白石朗) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    ――前にもきいた気がするんですけど忘れたのでもう一度。自分が訳したキングの作品のなかでいちばん好きなのは―― 白石 (即答)『アトランティスのこころ』。長篇の長さがある第一部にくわえて、長さも主人公もさまざまな中短篇が組みあわされた変則的な構成で、見た目はちょっととっつきがわるいかもしれないけれど、ぜひとも多くの人に読んでほしいな、と。映画になったのは第一部だけ。この第一部単体だけでもすばらしい出来だと思うけれど、それにつづくヴェトナム戦争中の大学生の物語や前線での物語などなど、すべてのエピソードがひとつに収束するラストシーンは、キングの作品のなかでも屈指の「美しさ」じゃないかと思う。ぜひともプラターズの下の曲を聞きながら読んでほしい。オーディオブックス版にも、ラストシーンでちゃんとBGMとして収録されているんだよね。 ――ずっと気になってたんですが、どうして『アトランティスのこころ』と「

    こんな本を読んで、こんな本を訳してきた(その3)(執筆者・白石朗) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • こんな本を読んで、こんな本を訳してきた(その2)(執筆者・白石朗) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    ――この翻訳リストのなかで点数の多い作家というとジョン・グリシャムなんですが、この手のミステリーというかサスペンスって前々から読んでたんですか? 白石 これも最初は大学時代かな。お決まりのE・S・ガードナーの〈ペリイ・メイスン〉・シリーズ。点数がいっぱいあって古屋の店頭ワゴンで安く買えるという、柴田錬三郎のと同等の条件がそろっていたので軽い気持ちでいっしょに手を出して。とにかく通学電車のなかでも講義中でもするする読めて、どれも一定のおもしろさでね。 ――どっちの話ですか? ガードナー? シバレン? 白石 どっちも。シバレンといえば、『若くて、悪くて、凄いこいつら』という現代ものがおもしろいんだよ。この作家のチャンバラばっか読んでいたぼくに、7年先輩の関口苑生氏が教えてくれたんだけど―― ――(聞いていない)〈ペリー・メイスン〉って窮地におちいった依頼人を弁護士が法廷で救うという、ワンパ

  • こんな本を読んで、こんな本を訳してきた(その1)(執筆者・白石朗) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    ――しばらく会わないうちに、白髪増えましたね。あ、訳書も。 白石 いや、坂教授の若白髪が羨ましかったからいいんだ……って、白髪はともかく、ジェフ・リンジーのシリーズ3作め『デクスター 夜の観察者』でちょうど百冊。原書1冊=訳書1冊で数えたら百冊になっていたのね。ここまで来られたのもみなさんのおかげ、ありがたいことです。 ――(リストを見ながら)1冊1冊が薄い『グリーン・マイル』を6冊に数えたあたりが水増しっぽいですね。合版はカウントしてないみたいですし、もう新刊書店では手にはいらないなんで、あんまり突っ込んでも意味ないんですけど。 白石 いや、『グリーン・マイル』6冊の二倍の長さがあるも1冊にカウントしてるから。向こうはどれほど厚いでも、基は1冊で刊行でしょう? 2000枚超のネルソン・デミルだってジーン・アウルだって―― ――(きいていない)題にかかりませんか? この訳書

  • 扶桑社発のひとりごと 20110128(執筆者・扶桑社T) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    第6回 前回、海外と日の出版システムの大きなちがいについてお話ししました。それは、アドバンス(印税前払金)を払うことと、実売で印税を計算することでした。そして、このような異なるシステムの狭間に立つ翻訳出版には、いろいろな困難がともなうのです。 翻訳出版では、ある原書の権利を取得しようとして、複数の出版社が競合することがあります。おもしろそうなだと思えば、争奪戦になるのです。 そうなった場合には、もっともよい条件を出した出版社が落札することになるのですが(まれにそうではないこともありますけど)、決め手になるのは、おもにこのアドバンスの金額です。 アドバンスというのは、印税に付随して決まるものです。が売れれば売れるだけ印税は高くなりますから、つまり、このは売れる! と思えば、それだけアドバンスも高くできる理屈です。いいかえれば、そのに対する出版社の姿勢がアドバンス額に現われるわけです

    扶桑社発のひとりごと 20110128(執筆者・扶桑社T) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    sugimo2
    sugimo2 2011/02/03
    "海外と日本の出版システムの大きなちがい" "それは、アドバンス(印税前払金)を払うことと、実売で印税を計算すること"
  • 扶桑社発のひとりごと 20110114(執筆者・T) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    第5回 この連載では、いろいろと出版の裏側をお話ししています。 なんだか不景気な内容ですみません。でも、こういった点を知っていただければ、いわゆる「出版不況」についても理解を深めていただけるのではないかと思うのです。 さて、前回までは、出版社がを売るということについてのあれこれをお話ししてきました。今回は、このサイトの趣旨を踏まえ、翻訳文芸の出版に踏みこんでみましょう。 翻訳出版では、海外の商慣習にあわせなければならないため、さまざまなメンドウがあるのです。 翻訳出版をやるうえで、日の出版社にとっていちばん大きいのは「アドバンス」の存在でしょう。 アドバンスとは、「印税前払金」などと訳すように、印税の一部(超過する場合もありますが)を著者に先に支払っておく制度です。 印税は、定価と部数が決まってはじめて割りだせます。日では、出版の最終段階でようやく印税額が決まり、が出てから(つまり

    扶桑社発のひとりごと 20110114(執筆者・T) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    sugimo2
    sugimo2 2011/01/16
    "翻訳出版では、海外の商慣習にあわせなければならないため、さまざまなメンドウがあるのです"
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