米国防総省の本庁舎(ペンタゴン)付近での爆発の偽造画像が22日朝にソーシャルメディア上で拡散し、米国株が一時下落する場面があった。人工知能(AI)が生成した画像が市場を動かした初の例となった可能性がある。 この画像が拡散されていたニューヨーク時間午前10時(日本時間午後11時)過ぎ、S&P500種株価指数は約0.3%下落し日中の安値を付けた。画像が虚偽だったとのニュースが流れると、指数はすぐに反発した。 フェイスブックに最初に掲載されたこの偽造画像には、大きな煙が立ち上がる様子が映されており、あるフェイスブックのユーザーはこれがバージニア州にあるペンタゴン付近だと主張していた。 この写真はすぐにロシア国営ニュースネットワークのRTや金融ニュースサイトのゼロヘッジを含め、数百万人のフォロワーを抱えるツイッターのアカウントを通じて拡散された。 米国防総省の当直士官はブルームバーグへの電子メール