札幌市が7月19日~9月28日に開催する札幌国際芸術祭のメイン展示「都市と自然」の前売り券の販売が1日に始まったが、7日までの1週間で販売が8枚にとどまっていることが市への取材で分かった。 市は、芸術祭を「創造都市さっぽろの象徴的な事業」と位置づけている。開幕前日までに前売り券約2万枚の販売を目標にしているが、印刷物の発行の遅れなどでPRが不足。担当者は「鈍い出足になったが、今月末までには概要が分かるパンフレットなどが発行されるので巻き返したい」と意気込んでいる。 1日に販売が始まった前売り券は、道立近代美術館(札幌市中央区)と札幌芸術の森美術館(同市南区)で展示を鑑賞できる。近代美術館は都市化と近代化に焦点をあて、芸術の森美術館は木や森をモチーフにし、両館で芸術祭のテーマ「都市と自然」を完結させる。