地獄のお盆前進行もようやく片付き、あとは印刷屋さんヨロシク状態で、死んだように爆睡。目が覚めると夢遊病者のように古書展会場へ。そこで見つけたのがコレ。 『正常歩』大谷武一著、目黒書店、昭和16年刊 一応、この画像がカバー。 先日の講談社の絵本「つよいこども」にも「正常歩」で体を鍛えようという頁があるのだが、ではいったい「正常歩」とは何か? 正常歩とは、人間本来の歩き方に、教育的な或種の要求の強調された歩き方である ……いや、これではさっぱりわからない。 正常歩の性格. 一、上体は真直であること。決して前傾したり、また殊更に反りもしない。 二、頭は真直に保ち、視線も概ね進行方向に真直になるやうにする。極端に視線を下げ、或は傍見等をしてはならない。 ――まあ、これはそうだろう。 三、臀は十分脱力され、肩胛間接に於て大きく、肘間接に於て小さく振れる。 四、肘間接は、臀が前方に振れるに連れて少しく