ドン・キホーテで販売している「光るスピーカー」が売れている。最大の特徴は、なんといってもピカピカと「光る」こと。「音楽を聴くのに、照明なんていらないでしょ」と思われたかもしれないが、ターゲットにはササっているようで……。 家電量販店に足を踏み入れると、たくさんのスピーカーが並んでいる。大きいサイズのモノから小さなモノまで。価格は100万円を超えるモノもあれば、数千円で販売しているモノもある。 リーズナブルな商品を手に取ったことがない人からは「安かろう、悪かろうでしょ」といった声が聞こえてきそうだが、とんでもない思い込みである。いい音かどうかを聞き分けることはできなくても、数千円のスピーカーでも十分に満足している人が多いのではないだろうか。 たくさんの商品が並んでいる中で、キラーンと光るスピーカーに目がとまった。ドン・キホーテで発売されているBluetoothスピーカー「GRAV(グラブ)」
2023年の1月6日の朝日新聞オピニオン欄「無関心に向き合う」。石原燃(いしはら・ねん)さんの寄稿に胸を打たれたので、記録を書いている。(…ちなみに、新年のオピニオン欄は「「覚悟」の時代に」という統一的なテーマで寄稿やインタビューが掲載されていたが、この「覚悟」云々というテーマはいらなかったと思う。このテーマを掲げることの意図が、分からなかった。) 石原さんの文章は、Twitterでもかなり広くシェアされていたと思う。 digital.asahi.com 今回おそらく多くの人の支持や共感を集めたのは、マイノリティの人権が多数派の意志に左右されることや、人権が「思いやり」にすり替えられている日本の公的機関の空虚さと致命的誤解についての論点だったと思う。実際、紙面の大見出しも「理解なき多数者から軽んじられる人権 もううんざりだ」だし、デジタル版の見出しも「うんざりだ、人権を「多数決」で決める無
持ち堪えるウクライナ軍 例えば開戦の少し前、米CSISのエミリー・ハーディングは、次のような戦争の想定シナリオを発表していた。ウクライナがNATOの支援を得られるかどうかを縦軸に、ロシアの侵攻規模がどのくらいのものとなるかを横軸に取ってマトリックス化したもので、NATOの支援が得られない場合には、ウクライナはロシアの支配を受け入れるしかない、というのがその基本想定である。 また、NATOの支援が得られた場合でも、ウクライナ軍が組織的な抵抗を行うことはほぼ不可能であって、軍隊をゲリラ部隊に改編して、NATO加盟国を後背地としながら反乱作戦(insurgency operation)を行うしかない、というのがハーディングの結論であった。(表1、Harding,2022.2.15.)。 ロシアの侵攻開始前後に米国が行った対ウクライナ軍事援助も、このような見立てに沿って行われたものであるように見え
21世紀に入ってから、「発達障害」という言葉はすっかり知られるようになり、「自分が発達障害かどうか調べて欲しい」という相談を外来で受けることが増えました。 そのように精神医療のドアを叩き、発達障害と診断される人の大多数は、日ごろ、社会で生きていくことに困難を感じていたり、周囲とのあつれきを感じていらっしゃるものです。 そりゃそうでしょう、何か困った問題が生じていない限り、病院を訪れることはないでしょうから。 社会に溶け込んでいる「発達障害と診断され得る」人々 発達障害という名前が広く知られるにつれて、精神科医が発達障害と診断する頻度はかなり増えました。 過去、違った病名をつけられていた人のなかにもASD (自閉スペクトラム症)やADHD (注意欠如多動症) に相当する人が混じっていることも判明するようになり、新しい対策や治療法が立てられるようになりました。発達障害を巡る状況は、全体的に進歩
ChatGPTのヤバいところは、論理処理が必要だと思っていたことが、じつは多数のデータを学習させた確率処理で解決可能だと示したことだと思います。 たとえば、このように正規表現にマッチする文字列を生成するには、特別に専用の論理処理が必要だと思っていました。 前のブログのときには特殊処理が必要だと考えてましたね。 ウソはウソと見抜ける人じゃないとChatGPTを使うのは難しい - きしだのHatena けど、123_45678world.mdはマッチするのにマッチしないと言っているので、そのような誤りが入ることを考えると、どうも確率処理だけでやっているようです。 考えてみると、3層以上のニューラルネットであれば論理素子を再現できるので、ディープラーニングで論理処理を模倣することは可能なんですよね。 バックプロパゲーションでニューラルネットの学習 - きしだのHatena そもそも論理は、多数の
是枝裕和が孤高の戦士であることを理解するのに、彼について多くを知る必要はない。墓地のように静まり返った部屋の隅に腰かけ、泰然とした穏やかさを湛えている彼は、まるで日本の民間伝承に数多登場する僧兵のように(こんなありきたりな表現をすることを彼にお詫びしたい)、「羽織」スタイルのジャケットをまとっている。モダンな着物タイプのその服は灰色を帯びた青い色調で、パリのホテルのカーテンの色彩に紛れている。 監督はこの街に一時滞在中で、その2時間を私たちのために割いてくれた。今回の彼のミッションは、自身の2つの新プロジェクトを発表することだ──スペインで2022年12月21日に公開された映画『ベイビー・ブローカー』、そして2023年1月12日に「ネットフリックス」で配信がスタートするシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』である。 これらの作品で是枝は、自身が好んで取り上げてきたテーマをなお掘り下げている─
アメリカ・ラスベガスで開催されている「CES2023」において、1月4日(現地時間)に行われたソニーグループの吉田憲一郎CEOによるプレゼンテーションが世界の注目を集めています。なかでもソニーグループとホンダのEV合弁会社「ソニー・ホンダモビリティ」に関する発表には、モビリティー業界の未来を占うキーワードがちりばめられていました。 EVや自動運転車はクルマとしての観点から語られることが多いものですが、今回はソニー・ホンダモビリティが開発する未来車について、エレクトロニクスの観点からその可能性を解説してみたいと思います。 吉田CEOによる50分のプレゼンテーションは、ソニーグループ全体のキーワード“Moving People Forward”から始まり、続いてソニーグループが世界を変えていくさまざまな製品・サービスが語られます。 映画『トップガン マーヴェリック』で使われたハイテクカメラの話
「結果的に安倍元首相が死んでも仕方ないという思いで銃を撃ちました」 2022年7月8日、奈良市にある奈良西警察署。山上徹也容疑者(42)の逮捕直後の言い分を記す弁解録取書が作成されたのは、同日正午過ぎのことだった。 その約30分前の午前11時31分、約3キロ離れた近鉄大和西大寺駅前で2度の銃声が響いた。2日後に投開票される参院選の応援演説中だった安倍晋三元首相の背後から、山上容疑者は手製の銃を発砲してその場で現行犯逮捕されていた。 刑事事件の容疑者には、逮捕後ただちに弁解の機会が与えられる。奈良西署に連行された山上容疑者は、取り調べを担当した同署巡査部長に容疑を認めたうえで「ただ……」と続けた。 「安倍元首相ではなく、統一教会のトップ、韓鶴子(ハンハクチャ)総裁を撃ちたかった。でも、コロナで日本に来ないので、統一教会と深い関わりのある安倍元首相を撃ちました」 弁解録取書が作成されたのは、銃
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く