<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2009年05月13日 (水)視点・論点 「海岸線の歴史」 作家・麗澤大学教授 松本健一 みなさま、こんばんは。松本健一でございます。 今日は、海岸線の歴史という話をしてみたいと思います。海岸線は変わる。海岸線が変わるのか? というふうに疑問をお持ちの方もあるかと思います。 私が、海岸線は変わるんだと、それも150年でものすごく変わったんだということに気づいたのは、ペリー艦隊のことを調べ、「開国維新」という12年前に本を書きましたけれども、その時にですね、ああ、これは歴史というものは、ただ単に政治が変わるのではなくて、海岸線も大きく変わるんだなと、日本の風景も港も大きく変わるのだなということを気付いたことがきっかけであります。 私は、少年時代からシュリーマンという人が好きで、トロイを発掘した人でありますね。古代都市トロイを発掘した。