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これまで読んできた文章術の本の中で、トップクラスに入る良書です。本書を読めば、細かいテクニックは抜きにして「人に読んでもらうに値する文章」を書くためのコツを知ることができます。 誰も教えてくれない人を動かす文章術 本音を言うと、本書は紹介したくなかった。ライバルが増えてしまうから(笑) 凡庸さは恥 文章においては、凡庸さは恥です。結果としての凡庸さはある程度しかたがないとしても、せめて「凡庸さは恥」だということを肝に銘じておきたい。実は、このことを知ってもらうことこそ、私が本書を書くにあたっての、隠されたテーマなのです。 脳天をガツンと叩かれたような感覚でした。私は以前から「万民に受ける記事=誰にも読まれない記事」という持論を持っていたので、勇気をもらえました。 「どっちも大事」みたいな理想論をアップしていたら、まったく見向きもされなかったと思います。「それができれば苦労はしない」的なコメ
共働き。結婚三年目。 夫のお給料が下がり、私より少し少なくなってしまった。 夫は元々高給取りではなかったので、お金目当てで結婚したわけではない。だから下がったという報告を受けたときも、 「お金目当てで結婚したんじゃあるまいし、全然気にしてないからあなたも気にしなくていいよ」というようなことをそこそこオブラートにくるんで伝えた。 それからは一切お給料のことには触れないようにしている。 でも私の中に「この人は私よりお給料が低い」という事実が澱のように沈殿していて、私を落ち込ませる。 夫婦共に物欲は少ないほうだし、下がったあとの生活にも余裕があるのに、私より稼げていない男と結婚しているということに対して落ち込んでしまう。 お給料が下がったことで一番落ち込んでいるのは夫だろうから、こんなこととても口には出せない。 リベラルを自認していた。夫より妻の方が稼ぎが多いという夫婦のありかたもありだし、男性
ヤフーの動画配信サービス「GyaO!」が年明けにも黒字化しそうだ。背景には、業界の常識を破った新たな番組購入方法がある。 ヤフーは、2009年4月に、USENの動画配信サービス提供会社「GyaO」の株式を51%取得し、自社の「ヤフー動画」と統合。会社名とブランド名はGyaOを存続させて今に至っている。 ヤフー出身で新生GyaOの社長となった川辺健太郎氏は動画配信にかかわったことのない、いわば素人。だからこそ、業界の常識に、違和感を持った。 動画配信サービスには、無料配信と有料配信の2つがある。現在、日本での主流は無料配信のほうだ。無料配信は、作品の前後に流れる広告からの収入が配信会社の売り上げとなり、それが作品の購入費や、システム運営コストに充てられる。 これまで動画配信サービス会社は、たとえばハリウッドの人気映画ならば、権利を持つ映画会社に事前に数百万~数千万円も支払っていた。映
僕は東方で同人サークルをやっている。 関東で東方イベントがあるたびに、家の在庫ダンボールをイベント会場まで送る。ダンボール箱は大きくて目立つ。それが何度も続いたのでクロネコのドライバーから営業された。 クロネコと専属契約を結ぶ事により、送料が安くなるので、契約したらどうですか?との事。 契約内容を見ていたら、代引きについて書いてあった。個人でも契約さえすれば、代引きも取り扱い可能になるらしい。 という事で、軽い気持ちで代引きサービスを利用する事にした。 ところが。 自分のサイトで細々とやっていた通販で「代引き可になりました」と書いたとたん、注文がものすごく増えた。更に、全ての人が代引き希望だった。 --- 代引きは、手数料がかかる。 そもそもエクスパックが神対応で、全国どこへでも500円で特急扱いで、エクスパック番号でインターネット上で荷物状態が確認できる。 代引きを使うとなると当然クロネ
ウィキペディアの編集を始めて4ヶ月、細部の編集から始まり、資料をあさって記事を作り、削除依頼や統合提案に手を出し・・・この頃はノリノリだった。しかし、深入りするにつれ議論、議論、ぎろーん ウィキペディアの議論はダルい。なにがダルいってネットで匿名の相手と合意形成が目的なところがダルい。たいして意味がない上に正解がない議論が長期化すると更にダルい。「そもそも正式名称がないものの記事の名称になにを採用すべきか?」とか。 大量の方針文書・ガイドラインとその草案、先行議論も萎える。時に聖書の解釈議論のように方針の解釈議論に及ぶ。英語版の方針や先行事例持ち出してくる奴までいる。素人法律談義に及ぶこともある。謎のキーワード「百科事典(=脳内百科事典像)として」が乱れ飛ぶこともある。なぜそんな顛末なことに拘るのかさっぱり理解できないような事に拘って反対し続ける方もいる。それが能力も行動力もあって弁も立つ
お世話になっております、しおです。 「外国人として、はてなのどこが面白い?」という僕の5月3日のエントリーは思ったよりすごい人気があったみたい。ビックリ。やはり(当然かもしれませんけど)「はてな」というテーマについて興味のある人が多いよね。 それで、今回は前のエントリーの続きとして、コメント欄から始生まれた話を取り上げたいと思う。石川さんという人が書いたコメントの最初の部分を引用します。 「はてなは、特殊な人の集まりであって、日本を表していません。知的コンプレックスがある人たちのコミュニティです。現実の日本人には、知的コンプレックスはありません。」 個人的に僕はこの意見についてどう思うか、という点はとりあえずおいてて、まずはてなのユーザーの反応から考え始めたい。面白いことに、はてブのコメントを読んでみると、上の意見に対しての反応の多くは二つのグループに分けられて、id:h_tksnさんの「
楽天が新人研修という名のもとに、新人に楽天カードの契約獲得ノルマを課しているらしいという噂があったりして、そういえばあの人楽天に就職したんだよなーとおもっていたら本当に楽天カードの営業がきてびっくりしました。 そこまでしてカードの会員を増やすことが、楽天にとって何かメリットがあるのか非常に疑問ですね。VISAとかJCBからお金もらえたりするんでしょうか。少なくとも、楽天に就職した新入社員は友人や親戚などにカードの営業をせざるをえず不幸ですし、営業されたほうも良い思いはしませんし楽天へのイメージもたいへん悪くなる。楽天へのイメージがわるくなると企業としてはあまり嬉しくないでしょうし、新入社員の友人とかになるとある一定数は楽天が就職の選択肢としてありうるような学生がいたりするわけでしょう。そのようにして、「あー楽天入るのやめよ」と思う人を増やしてしまう気がするがどうなのか。 なんかこう、楽天は
「俺ね、5年以内に起業して年収1000万超えるから。」を見て似たような話を思い出したので、体験談を書く。 直接勧誘されたのは当時社会人一年目の弟で、気づいた時には完全に重症だった。被害者は勧誘された本人とその家族だよねという、とある片田舎で起こった本当の話。 登場人物は東京にいる俺と実家に住む両親。同じく実家に住む、世間知らずで素直すぎる弟。一応兄弟共に大卒。 300万の外車を新車で購入 今を去ること数年前、ある年の大晦日。久しぶりに実家に戻ると見慣れない外車が置いてあった。オープンカーでツーシーターの外車・・・!黄色い外装とゾロ目のナンバーがまぶしい。 母親に聞くと、一週間前の12月24日に突然ディーラーから届いたらしい。弟がマルチ商法に参加し、クリスマスプレゼントとして自分に買ったんだそうだ。ビックリした母親は俺に相談しようと思ったが、心配かけたくないのとうまく整理できなかったので言え
留学中、企業倫理の授業でこんなひとコマがあった。舞台はインドにあるナイキかどこかの下請け工場。多数の児童を雀の涙のような賃金で働かせている映像を見せられた。アメリカ人はこの映像に涙し、「ひどい!児童労働を行っている工場は、供給先として絶対に許してはいけない」と、得意の正義感を持ち出す。そうだそうだ。世界の市民に自由を! これに対して、インド人のクラスメイトの女性が、冷静に反論した。 「あなたたちは、実態を分かっていない。あの子たちは、工場で働かせてもらえているだけ幸せ。この仕事が無くなったら、彼女のたちの両親は、きっと彼女たちは売春か何かに出すでしょう。悲しいけど、それがインド社会の実態。 あなたたちアメリカ人の問題は、実態を知ろうとする努力をしないまま、こうやって自分勝手な正義を押し付けようとすることだ。私たちは悲しい現実を受け入れつつ、少しずつ、自分たちができる形で社会を直そうとしてい
日本の食と農 危機の本質、神門善久 すばらしい本です。 なぜこのようなすばらしい本を今まで読んでなかったんだろうと後悔してしまいました。 農協や農業政策の暗部をこれでもかこれでもかと精緻に記述しています。 しかし、よくありがちな「悪玉の官僚と俗議員VS善玉の市民」と言う図式ではまったくありません。 日本のような民主主義国家ではそのような政治家や官僚を直接的、間接的に選んでいるのは国民ひとりひとりであり、また、実際の消費を通して商品を選別しているのもまた国民ひとりひとりであるからです。 いや、むしろ悪いのは市民ひとりひとりであると主張しています。 (僕は個人的には賞と言うものを高く評価していませんが)サントリー学芸賞、日経BP図書賞を受賞しているだけあって、非常にしっかりとした内容の本です。 日本の農業や食生活についてなんか語りたいなら、とりあえず本書を読んでからにした方がよいでしょう。 閑
http://anond.hatelabo.jp/20090305221614 を読んで、高校生の妹に聞いてみたところ、完全に同意していてやばいなーと思った。 ・音楽はタダでいい。本当に欲しいのだけ買うけど、それもネットで聞いて良かったら買う。 ・だから、音楽会社とかいらないと思う。ネットで販売すればいいじゃん。 ・クラシック音楽なんて聞かないからいらない。 ・中田ヤスタカが使ってるみたいな機械があればいいからオーケストラとかもいらなくね? と言っていたので、違うよ!と反論してみたのだが、よくわからない様子。 わかりやすくするためにいろいろ例えを出したのだが、それもだめだった。 ・バレエ、歌舞伎、舞台、オペラなんかはどうなるのか→別にいらない。 ・そうなると美術と芸術とか文化的なものがすたれていくよね?→衰退すればいいんじゃない? と言っていた。 これからを担う若者たちがみんなこういう考え
2009-02-07■政府紙幣 東浩紀の渦状言論 はてな避難版 id:hazuma:20090207:1233992298たまには慣れない政治の話を。といっても別にオリジナルの意見があるわけではなくて、感想ですが。政府紙幣の発行に向けて議員連盟が出来たらしいですが、この「政府紙幣」というアイデア、学生のころに岩井克人の『貨幣論』などまじめに読んだ身からすると、とんでもない話に聞こえます。それとも、ぼくの知らぬあいだに経済学のブレイクスルーでも起きたのでしょうか。日銀の管理を外れて、政府がじゃんじゃん紙幣を刷って公共事業でもやろうという話のようですが、常識で考えてそりゃまずいでしょう。なんというか、不況や派遣切りばかりがマスコミで取り上げられて、財政改革とか言っているやつはネオリベで氏ねみたいな空気になっていますが、日本の財政赤字はこの10年間でとんでもないことになっている。それは事実なわけ
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